災害時、車の中で安全に過ごすにはどのような工夫が必要なのでしょうか。熊本市が
地震発生時の車中泊避難場所に指定した熊本競輪場で車中泊避難の体験会が行われました。
【中原理菜アナウンサー】
「熊本競輪場に車中泊避難体験の車が入ってきました。参加者はここで実際に一晩過ごしてどんな心構えや準備が必要なのか体験します」
23日夜、熊本市が行った体験会。家族連れなど約100人が参加しました。
熊本市はことし4月、熊本地震の教訓を生かしやむを得ず車中泊避難を行う場合の
ガイドラインなどを策定。熊本競輪場とアクアドームくまもとを避難場所に指定しました。
【視察に訪れた大西一史市長】
「専門の人に聞いて安全な車中泊避難を体験してほしい」
災害関連死を防ぐため車中泊避難ではエコノミークラス症候群にならないような工夫が大切。『座ったまま避難しない』『こまめに足を動かす』といった予防法が紹介されました。
近所から参加した親子は布団を敷いて準備万端、かと思いきや何人寝られるかの確認が不足していたようです。
【参加した親子】
「子ども3人でマックスだね。窮屈だね。ママは運転席のところで…」
【母親】
「私の想定をしてなかったけど…」「長女が10年前、熊本地震のときに3か月だったので車中泊を経験して下の子たち2人は経験がないのでいい機会になるかと思い応募した」
体験会では崇城大学などが開発したスマートフォンを使うオンラインシステムを活用。ショートメールで『夕食準備』などの指示が届き、次の行動が、動画でわかりやすく説明されます。
【動画ON】
「ふくらはぎをもみます」
動画を見ながら血栓予防のための運動を行って就寝の時間です。
【参加した子どもたち】
「車の中で寝るの初めて」(電気を消す)「おやすみ~」
【熊本市 競輪事務所 西 真一郎 所長】
「どこに車を止めるとか競輪場でも備蓄しているが、(受け入れ想定の)150台避難してきたときにどのようにオペレーションするかは参考になった。それを生かしていきたい」
熊本地震の経験を生かし多様化する避難のあり方に対応する取り組み。熊本競輪場では震度6弱以上の地震発生で車中泊避難場所を開設することにしています。