今月28日から始まる新しい防災気象情報にあわせ、富山県の黒部市・入善町・朝日町の下新川海岸が全国で初めて「高潮予報海岸」に指定されました。

これまでの潮位による予測に、「波の打ち上げ高」を考慮して予測することで、より精度が高い予報になると期待されています。

全国で初めて「高潮予報海岸」に指定されたのは、片貝川の右岸から新潟県境までの沿岸で、黒部市、入善町、朝日町が含まれます。

2008年2月には、県内の沿岸に最大10メートル級の高波が押し寄せ、2人が死亡、200棟以上の建物が全壊や浸水などの被害を受けました。

富山湾特有のうねり「寄り回り波」が原因とされ、入善町芦崎地区の海岸では海水が高さ7メートルの堤防を越えました。

県はこの被害を念頭に、黒部、入善、朝日の沿岸では最大3メートルの浸水被害が発生するおそれがあるとし、避難体制の強化を図っていました。

そのなか、国は、この下新川海岸を全国初の「高潮予報海岸」に指定したと発表しました。

これまでの潮位予測に加え、海岸の地形などを考慮した「波の打ち上げ高」を反映させることで、より精度の高い警報・注意報の発表につなげます。

「波の打ち上げ高」は海岸に打ち寄せる波の高さのことで、浸水被害からの的確な避難判断につながると期待されています。

「高潮予報海岸」は今月28日から始まる新しい防災気象情報にあわせ、運用が始まり、国は高潮被害が懸念される全国71の沿岸を対象に、地元と協議しながら順次、指定していきたいとしています。

富山テレビ
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