箱わなの中で暴れる1頭のツキノワグマ。
威嚇するように鋭い爪で襲いかかろうとしています。

3日前、福島・会津若松市の道路沿いの茂みで猟友会が仕掛けた箱わなにかかっていました。

撮影者:
何度か見たことあるが、あんなに間近で見たのは初めて。正直怖かった。

子グマなのか、体長は約1メートル。
檻を今にも壊しそうなほどの凶暴性から撮影者も恐怖を感じたといいます。

撮影者:
子グマくらいだったら自分でもなんとかできると思っていたが、目の前で見たら“これは勝てない”と思いますね。

同じ福島県の北塩原村にある観光地「桧原湖」では、カメラの先につり橋を渡るクマの姿がありました。

24日午後2時半ごろ、撮影したのはボートに乗って釣りをしていた人で「つり橋を堂々と渡っていて驚いた。渡り慣れている感じだった」といいます。

北塩原村では2025年12月、住宅の敷地内にある柿の木の上に居座る子グマが目撃され、市街地が一時騒然とする事態に見舞われました。

人里の味を覚えたクマが2026年も市街地に出没。

20日、宮城・大崎市の農業試験場にクマが現れ、場内は一時パニックになりました。

ひとめぼれなどの銘柄米を育てる試験場は周りが田んぼで、クマが向かった先には住宅街があります。

この日、試験場での作業は全て中止となり、翌日も外の作業を中止したといいます。

25日、番組が向かったのは秋田と岩手にまたがる人気観光スポット「八幡平」です。

リポート:
きょうは観光客の方も多く訪れ、車もずらっと並んでいます。

観光客のお目当ては神秘の絶景、雪解けが進む沼の様子が竜の目のように見える「ドラゴンアイ」です。

観光客:
きょう天気が良かったのできれいに見えた。

これから見ごろを迎えるドラゴンアイですが、5月12日には約5km先の秋田・鹿角市で雪の上を歩く2頭のクマが目撃されました。

そのため、ドラゴンアイに向かう人はクマ対策が必須です。

ドラゴンアイの周りでも、あちらこちらからクマ鈴の音が聞こえました。

そして、観光客を迎える側も対策をとっています。

八幡平ビジターセンター・馬越尚夫さん:
ここにカメラを1台設置しています。周辺に8台設置しています。クマの出没状況を利用者に知っていただいて、心構えを持っていただく。

八幡平ビジターセンターは、八幡平の散策路にセンサー付きの監視カメラを設置しクマの出没状況を把握、発信しています。

八幡平ビジターセンター・馬越尚夫さん:
1週間で50回以上(カメラに)映るピークのときもある。多いときにはミズバショウを食べに来る。

山に入る際は、遭遇を避けるためのクマ鈴などクマ対策の徹底を呼び掛けています。