高市総理大臣を支えるとして自民党内に新たなグループ「国力研究会」が設立され、所属議員のおよそ8割・347人が入会し、21日に初めての会合が開かれました。

発起人は麻生副総裁や小泉防衛大臣、茂木外務大臣などそうそうたるメンバーで、今後は皇室典範や米中関係など、大局的な観点で議論を深めていくということです。

22日、関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演した政治ジャーナリストの青山和弘氏は「自民党議員から『他の人たちはどういう状況なの?』と探りがあった」と明かしました。

その上で、「『国力研究会』には高市総理と距離がある人も入った」と説明し、「結束力が疑問視されているし、入らなかった2割の人を冷遇すると火種になってくる可能性もある」と指摘しました。

■青山氏のもとに「『他の人たちはどういう状況?』“探り”が入った」

【青山氏】「実は私もいろいろな議員から、前日に、『結局どうしようか?』という相談の電話や『他の人たちはどういう状況なの?』という“探り”が入ってきまして。

347人入りましたが、事前に『300人は超える』と言われていたので、最後に駆け込んだ人がだいぶいる。

そういう人たちは、結局ここで入らないと、『反高市陣営と思われるのが嫌だから、入っておくか』みたいな人が最後に駆け込んだ。そういった動きがかなりありました」

■『にらまれるのは嫌だから…』と入った自民党議員も?

ここで番組の青木源太キャスターが「政治理念や政策などを考えずに入った人もいるということか?」と聞くと、青山氏は次のように説明しました。

【青山氏】「そもそも『国力研究会』自体が、実際に何を進めていくのか曖昧なところもあるんです。

来年また自民党の総裁選がありますから、そこで高市さんが再選を目指すために基盤を作りたいという思惑が見え隠れしています。

それが『ちょっと気持ち悪いな…』と、入らなかった人もいますが、入らないことで『にらまれるのは嫌だから…』というような人が入って、ちょっと“ふわっとした”会になってしまった。

だから今後、この会がどう勉強を続けていくのか、まだ不透明と言わざるをえない状況なっています」

■派閥との違いは…?「結束力は非常に疑問視」

自民党内の派閥は解消されていき、「麻生派」だけが残っている状態です。今回の国力研究会は派閥とはどう違うのでしょうか。

【青山氏】「派閥は、そこから総裁候補を出す。そしてそのためにお金も集めて、人事にも影響与えて、というのが派閥でした。

これぐらい大きくなってしまうと、お金を集めることはしませんが、中の結集力や結束力というのは、とても保てません。

大体、麻生さんという麻生派の会長が発起人の代表になっていますし、それ以外のいろんな人たちが入っているので、何となくふわっとした主流派の集まりみたいになっています。

逆にちょっと高市さんと距離がある人まで入ってきてしまったので、その結束力は非常に疑問視されています」

■「火種」になる?「支持率が続くかどうかにかかっている」と青山氏

では今後の政局において、「火種」になる可能性はあるのでしょうか。

【青山氏】「要は、8割の人は入りましたが、2割の人は入っていないわけですよ。そういう人たちをこれから高市さんがどう処遇するのか。

今回入らなかったってことで“冷や飯を食わす”ようなことがあると、やっぱり火種になってくる可能性もある。

逆にこの8割の人たちを厚遇しないと『なんだ、俺入ったのに!』という、不満になってくる可能性もある。

どうなっていくのかは、ひとえに高市総理の高い支持率が続くかどうかに私はかかっていると思います」

(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年5月22日放送)

関西テレビ
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