アメリカの民主党は21日、2024年の大統領選挙を検証する報告書の草案を公表し、ハリス前副大統領の敗北について、「バイデン前大統領との差別化を十分に図れなかった」などとする分析を示しました。
報告書の草案によりますと、ハリス氏の敗因について、「ハリス陣営は有権者がトランプ氏を拒絶するだろうという前提に過度に頼っていて、ハリス氏に投票する積極的な理由を十分に示せなかった」と指摘しました。
また、支持率低迷に苦しんでいたバイデン前大統領との距離感をめぐり、ハリス氏が政権への忠誠を重視するあまり、差別化を図る機会を逃し、選挙戦で不利に働いたと分析しています。
さらに、争点の一つとなった移民問題で、ホワイトハウスがハリス氏を移民政策の「顔」としたことも敗因の一つと指摘しました。
ニューヨーク・タイムズは、ハリス氏敗北の背景には、選挙への準備を十分にさせなかったバイデン前政権の対応もあったと伝えています。
そのうえで「トランプ大統領の支持率低迷が続き、民主党が中間選挙での巻き返しを目指す中、党内の古い傷跡や根強い分裂が改めて浮き彫りになった」と分析しています。