接点のなかったエンタメとの出会いをつくる、新たなチケットサブスクサービスの形を取材しました。

誘導員に案内され、終演後の劇場内にやってきたのは、先ほどまでここでミュージカルを鑑賞していたお客さんたち。

すると目の前に現れたのは、そのミュージカルの舞台に立っていた主役の2人。

観客:
かなりこちらから見ると衝撃的でわぁって思うシーンだったんですけど。

主役:
あれが大変というか、きつくて…。

新たなエンタメとの出会い。
それをつなぐ、サブスクサービスの未来のカタチとは。

東京・港区に事務所を構える「recri」。
recriが手掛けているのが、演劇やミュージカル、歌舞伎やコンサートなど舞台を楽しむチケットのサブスクサービスです。

recri代表取締役・栗林嶺さん:
消費者の方々って(舞台を見に)行ってみたいけど、なかなか自分では足を運べない。一方で興行主の方々、主催の方々もなかなか新しい人に足を運んでもらえないという課題があって。

2023年にエンタメチケットのサブスクサービスを始めたrecri。

会員はあらかじめマイページに舞台などの鑑賞経験や好みを入力しておきます。

するとrecriから毎月、おすすめの作品が提案されてくるので、その中から「これは」と思うものをチョイス。

後日、自宅にチケットが届く仕組みです。

この日、東京・渋谷の劇場で上演されたのは大人気ミュージカル「メリー・ポピンズ」。

公演の企画制作 ホリプロ・西村駿斗さん:
やっぱり最初の一歩というのがどうしても重いかなと思っていまして、いろいろなサービス(ジャンル)のメニューがあって、その中で選んでもらえるrecriのサービスで、お客さまに一歩でも観劇へのハードルを低くして多くの方に来ていただけるように。

観劇初心者にはその第一歩を。
そして経験者には、普段自分では選ばないエンタメとの出会いを提供するrecriのサブスクサービス。

この日の終演後には、recriの会員限定のトークイベントが行われました。

司会:
質問をいただきたいと思います。

観客:
自分の役以外に演じるとしたらどの役がいいですか。

笹本玲奈さん:
考えたこともなかったな。

大貫勇輔さん:
僕はね、ジョージ。父親になってからジョージの気持ちがわかりすぎて。

ここでしか味わえない特別な体験。
こうした会員限定のイベントに参加できるのも楽しみのひとつです。

実際にrecriのサービス使った観客は「私にはすごく合っています。自分ではハードルが高すぎて行けるかなというものを勧めていただいたので、自分の教養が広がっていくような気がしました」と話します。

recri代表取締役・栗林嶺さん:
日本のエンターテインメントや芸術というのは非常にポテンシャルがあって、世界的にも評価されている。この業界をより良いものにできるかなと思っているので、我々がそこを担っていけたらと思っています。

チケットのサブスクサービスがつなぐ新たなエンタメとの出会い。

舞台と観客の架け橋として、今後もさらなる成長を目指します。