岩手県高総体のバレーボールが5月21日から始まり、インターハイへの切符をかけて熱戦を繰り広げています。
山林火災を乗り越えた大槌高校(女子)も初戦に臨みました。
大会には男女合わせて81チームが出場していて、初日の21日は34試合が行われました。
部員3人、助っ人4人で挑む女子の大槌高校は、大きな不安と戦いながら練習してきました。
4月22日に発生した大槌山林火災、火の手は高校のすぐ近くの裏山にまで迫り8日間休校しました。
チーム唯一の3年生・関谷璃美キャプテンも避難を余儀なくされた一人です。
大槌高校 関谷璃美主将
「吉里吉里小学校に避難して1泊した。灰で家が臭くなってしまったり、家の壁が汚れてしまったりした」
キャプテンを支えてきたのが、バレー部に所属する2人の2年生、小学校からの9年間、みんな同じ学校で過ごしてきました。
倉本華選手と岩城結音選手は「他のチームに比べて絆が強いと思う」と意気込みます。
大槌高校 倉本華選手
「りみちゃん(関谷主将)と一緒にやるのが最後だから、楽しくプレーしながら大会に臨みたい」
絆を武器に、感謝を胸に、最後の高総体のコートに立ちます。
大槌高校 関谷璃美主将
「普段できている練習も当たり前のことじゃないと思って、感謝してプレーに臨みたい」
初戦の相手は新人戦ベスト16の一関二高です。
力強いスパイクに苦しめられ、序盤から追いかける展開になります。
それでも大槌高校は必死にボールに食らいつき、いいプレーがあると笑みがこぼれます。
しかし一関二高の鋭いサーブに対応しきれず、セットカウント2対0で敗れました。
部員不足や山林火災、多くの困難を乗り越え関谷キャプテンは思いを貫きました。
大槌高校 関谷璃美主将
「消防士さんとかがいなかったら、試合に出られなかったかもしれない。すごく感謝して試合に臨んだ」