災害時の避難生活を支える、新たな備えです。岡山県奈義町は災害時に活用する移動式の水洗トイレカーとキッチンカーを導入しました。
奈義町に4月に導入されたのは水洗トイレカー3台とキッチンカー1台です。購入費用は合わせて3900万円、国の交付金などを活用しました。
トイレカーには1台当たり温水洗浄便座付きの洋式トイレが2基備わっています。太陽光パネルとバッテリーを搭載しているため、停電時にも使用できるということです。
一方、キッチンカーはガス・水道、調理設備を備え、発電機も搭載されています。2024年の能登半島地震では避難所でのトイレや食事の確保が大きな課題となりました。
(住民は…)
「災害で食べ物に困るとよく聞くので、キッチンカーが来たら温かいものが食べられありがたいと思う」
また、奈義町には活断層の那岐山断層帯があり最大震度6強の揺れが想定されています。町は、こうした車両を災害時に避難所などへ配置し避難する人たちの負担軽減につなげたい考えです。
(奈義町 奥正親町長)
「いつ地震が起きるか分からない。災害に備え用意しイベントでも使ってもらい、利用になれてもらう必要もあると思う」
町は平常時には町内のイベントなどで活用し、町民に設備や使い方を知ってもらうことで地域全体の防災力を高めたいとしています。