気象予報士の世界にも“業界用語”があることをご存じでしょうか?知られざる“お天気業界用語”を天達気象予報士が解説します。

この記事の画像(5枚)

お天気業界用語!「1円玉天気」ってどんな天気?

すっきりとした青空が広がった11月5日の東京・お台場。このように「晴れて安定した天気」を表す“お天気業界用語”があります。それが、こちら。「1円玉天気」です。

では一体なぜ、「晴れて安定した天気」のことを「1円玉天気」と呼ぶのでしょうか?

スタジオの古市さんは「薄っぺらいから?」「風に飛ばされそうだから?」と1円玉の形態に着目しましたが、これは不正解。

正解は「これ以上、崩すことができない」から。1円玉がそれ以上細かいお金に“崩す”ことができないように、天気が“崩れない”という意味なのです。そのため、気象予報士の間では「晴れて安定した天気」のことを通称「1円玉天気」と呼んでいるのです。

天達気象予報士が“へそ出し熟睡”!?「へそ天」とは?

気象予報士ならではの“お天気業界用語”は他にも。

太陽の下、おへそを出して熟睡する天達気象予報士。「へそ天」という言葉が表す天気はどのようなものなのでしょうか?

小倉キャスターは、「おへそを出しても風邪をひかないような天気?」と予想しましたが、こちらも不正解。

正解は、「おへそを出して寝ていても」、つまり、「予報を大してしなくても崩れない、晴れて安定した天気」という意味だそう。

知られざる気象予報士の“業界用語”の世界。今回は「晴れて安定した天気」を表す言葉を紹介しましたが、まだまだ奥は深そうです。

空を見て解決!“安定の雲・巻雲”を見つけよう!

「晴れて安定した天気」を表すのは、言葉だけではありません。
空を見てわかる事も…。“巻雲(けんうん)”という雲を見た事はあるでしょうか?

上空5000m以上にできる雲ですが、氷でできた非常に薄い雲なので天気が崩れる心配が少なく、巻雲が出ている間は、安定した晴れが続くことが多いと言われています。

空に“巻雲”を見つけたときには、「1円玉天気だね!」「へそ天だね!」と気象予報士の業界用語で会話をしてみると、あなたも“お天気通”になれるかも!?

(とくダネ!『あまダネ!』11月5日放送)

とくダネ!
とくダネ!