不登校の児童生徒の数が富山県内でも高止まりしている中、学校から遠ざかっている子どもたちやその家族の「孤立」をどう防ぐかが大きな課題です。
県内の民間団体では、地域別の相談機関などをまとめたパンフレットを作成し、情報発信に取り組んでいます。
*県不登校を考えるネットワーク 高和正純代表
「学校に来てはいないんだけど、(不登校の)彼らは「学びたい」学校に「行きたくない」じゃなくて「行けない」」
25日に富山市で意見交換していたのは、「県不登校を考えるネットワーク」。
不登校支援に取り組む県内24の団体・個人が所属しています。
さらに文部科学省によると、不登校の児童生徒の3人に1人が(約14万人)、専門的な相談や指導につながれておらず、「孤立」しているといいます。
こうした中、ネットワークが2年前から取り組んでいるのが、県内の相談機関などの情報が地域別に一目でわかる「不登校よりそいMAP」の作成です。
この春、2年ぶりに改訂しました。
不登校の増加とともに、民間団体が設置する居場所やフリースクールも増え、この2年で掲載団体は45か所から58カ所と13カ所増えました。
ネットワークの代表でフリースクールなどを運営する高和正純さん。自身の娘も不登校だったといいます。
*県不登校を考えるネットワーク 高和正純代表
「うちの娘が不登校になったとき、どこに相談にどこに学校の代わりに通えるところがあるのか探し回った。結果的になかったので自分で始めた。そういう状態からいま各所でこういうこと(不登校支援)をやっている人がいるということを知ってもらうことが、皆さんにとって安心になるのでは。これだけたくさん応援団がいるということを知ってほしい」
そして今回、進路選択に役立つ情報を集めた「高校進学ハンドブック」も新たに作成しました。
単位制・通信制などの紹介や学校選びのポイントやいわゆる「内申点」の仕組みなども記載されています。
不登校で中学を卒業する際、進路選択の情報がないまま、進学出来ず、引きこもりにつながるケースも少なくありません。
精神的負担から、情報を集めることも難しい。
そんな不登校の子どもや家庭の情報格差をなくしたいというのがネットワークの思いです。
*県不登校を考えるネットワーク 高和正純代表
「なかなか学校側もお子さんひとりひとりに情報提供できていない、努力はされていると思うが全員に伝わっているかというとそうではない。情報を提供する側にも、もうちょっと考える余地・工夫があるんじゃないかなと、そこを官民連携してやっていきたい」