5年前の東京オリンピックから正式種目となったスポーツクライミング。この競技で世界レベルの高校生が金沢市にいます。競技への思いと将来の夢を聞きました。
富山県南砺市。ここには国内でも数少ない高さ16メートルの壁が設置されています。この壁を軽々と登っていくのが…。
金沢学院大学附属高校1年の林有沙選手です。林選手は「リード」と呼ばれる高さ12メートル以上の壁をどこまで登れるか競う種目でおととし、ユースの世界選手権、アジア選手権で優勝。さらに日本選手権でも2連覇中と圧倒的な成績を残しています。
林選手:
「(最初は)怖かったです。泣いていたことだけ覚えています」
記者:
「怖かったら競技を続けられないのでは?」
林選手:
「登るのは好きだったので高くて怖くても登るのが好きだったので続けたんだと思います」
今月12日、小松市で行われた国民スポーツ大会の県予選。林選手は制限時間内に登りきったコースの数を競う「ボルダー」と呼ばれる種目に出場しました。
この日出場した選手の中で唯一、全てのコースを登り切った林選手。
県予選を1位で通過し、北信越大会への出場権を手にしました。
強さの秘密について、林選手が競技を始めた当初から指導する中橋コーチは・・・
中橋沙羅さん:
「完登(落下せずにコースを最後まで登ること)に対する欲が非常に強いです。基本的に女子の選手は思い切りのいい動きなんかを嫌う傾向にあるんです。慎重な動きや丁寧な登り方の選手が多いんですけどその点に関しては林選手はガンと突っ込んでいきます」
世界の舞台でも活躍が期待される林選手。その将来の夢は…。
林選手:
「飽きずにずっと一生登っていたいと思っています。自分だけの登り方を見つけてそれを磨いていきたいなって思います」
記者:
「今のところ競技に飽きることはある?」
林選手:
「飽きないです、飽きません」