富山大空襲の記憶を継承しようと、高校生が空襲の体験者の証言をもとに制作した絵画が完成し、お披露目されました。
絵画は、富山国際大学付属高校の美術部の生徒が、1945年8月の富山大空襲の記憶を形に残し継承しようと制作したものです。
校舎の玄関には体験者の生の声をもとに、8カ月の期間をかけ制作した作品あわせて8点が展示されました。
このうち、3年生の大塚彩音さんの作品「朝焼け」は、未明の空襲から一夜明け、瓦礫だらけとなった街を前に立ちすくむ少女の姿が描かれています。
会場には、この絵のモデルとなった稲垣よし子さんが訪れ、できあがった作品を鑑賞しました。
*10歳で富山大空襲を体験 稲垣よし子さん(90)
「がれきの様子が当時のことをありありと思い出せる。悲しみのうちに呆然として絶望感という言葉がぴったり。この1枚の絵をもとにしてこれからも語り継いでいくと思ってありがたいと思っている」
生徒の作品は、8月に県民会館で開かれる「戦時下の暮らし展」でも展示される予定です。