4月から導入された自転車の交通違反に反則金を科す「青切符」制度。運用開始から間もなく1カ月となる中、県内でも摘発事例が確認されました。
一方で、この制度を悪用した詐欺も発生しています。

4月から始まった自転車の交通反則通告制度、いわゆる「青切符」。適用開始から約1カ月が経過し、27日朝、自転車の利用者30人に話を聞いたところ、全員が制度を認知していました。

(高校3年生)
「最近ニュースでよくやっているので知っています」

(通勤中の男性)
「親から1000回くらい、自転車に乗るときは、スマホやイヤホンとかするなと言われているのでそれは絶対しないようにしています」

(高校2年生)
「ながらスマホだったり、両耳イヤホンをしないようにしています」
「歩行者がいるので道路のほうを走ることを気を付けています」

一方で、制度の複雑さに戸惑う声も聞かれました。

(通勤中の男性)
Q.反則項目がいくつかあるか知っていますか?
「すごく多かったですよね。90個?」
Q.113です。
「113!」

信号無視や逆走だけでなく、一時不停止や並進など、対象となる違反は113項目に上ります。

県警によりますと4月1日から15日までの間に指導警告にあたる「イエローカード」が270件出されました。

そのうち半数の135件が、2台以上で並んで走る「並進」でした。次いで携帯電話の使用が34件、一時不停止が28件、右側通行が24件でした。

ただ自転車利用者にも意識の変化が・・・

(県警本部交通指導課 小森誠理事官)
「特にですね、現場の警察官から聞く声としては、並進がやはり減ったという声は聞いております」

イエローカードで最も多かった「並進」が去年の同じ時期と比べ、100件減りました。

取り締まりで指導が優先される中、県内ではこれまでに1件、「青切符」が交付されました。

(県警本部交通指導課 小森誠理事官)
「携帯電話の画像を注視しながら走行していて、周囲に歩行者が何人も歩いているような状況があった。そして歩行者と交通事故の危険性もあったので、このときは反則告知をした」

利用者の意識が高まる一方で、その不安に付け込む犯罪も全国で発生しています。
警察官を騙り、その場で現金をだまし取る「青切符詐欺」です。県警は強く警鐘を鳴らしています。

(県警本部交通指導課 小森誠理事官)
「警察官が現場で反則告知をした際、納付書をお渡しするんですが、その場で現金を徴収することはありません」

正しい手続きは、交付された青い紙と納付書を持って、自ら金融機関の窓口へ行くことです。

制度の導入によって、自転車の通行方法や信号の見方など、警察への問い合わせも増えていて、県民の関心は非常に高まっているといいます。

(県警本部交通指導課 小森誠理事官)
「自転車の交通違反によって、重大な事故につながる可能性もありますので、交通ルールをしっかり守って、安全に利用していただければと思います」

交通ルールを守ることは、命を守ること、詳細なルールについては県警のホームページで確認できます。

テレビ宮崎
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