鹿児島地裁で4月27日、銀行員を装って交際女性らから総額約6000万円を騙し取ったとして詐欺などの罪に問われている男の裁判が結審した。検察は「常習性が強く再犯の可能性が高い」として懲役7年を求刑。判決は2026年7月15日に言い渡される予定だ。

「出世のために預金のノルマが必要」と嘘をつき続けた5年間

詐欺と傷害の罪に問われているのは、住所不定・無職の日高洋被告だ。

この記事の画像(3枚)

起訴状によると、日高被告は2017年から2022年にかけて、当時交際していた女性と知人の合わせて3人に対し、銀行員になりすました上で「出世のために預金のノルマが必要」などと虚偽の説明を行い、総額約6000万円を騙し取ったとされている。

被害は金銭にとどまらなかった。返金を求めた被害者2人に対しては、つき飛ばすなどの暴行を加え、けがをさせたとする傷害の罪も問われている。

検察「極めて悪質、被害も重大」 弁護側は情状酌量を求める

27日に鹿児島地裁で開かれた公判で、検察は犯行の態様について「極めて悪質で被害も重大」と厳しく指摘した。また、常習性が強く再犯の可能性が高いとして、懲役7年を求刑した。

一方、弁護側は「巧妙な犯行ではない」などとして情状酌量を求め、量刑の軽減を訴えた。

日高被告は800万円分の詐欺事件と傷害罪については否認しており、今後の判決で裁判所がどのように事実を認定するかが焦点となる。

判決は2026年7月15日

裁判は27日に結審し、判決は2026年7月15日に鹿児島地裁で言い渡される予定だ。検察が求める懲役7年が認められるかどうか、また日高被告が否認している800万円分の詐欺事件と傷害罪についての裁判所の判断が注目される。

鹿児島テレビ
鹿児島テレビ

鹿児島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。