福岡・嘉麻市の母子生活支援施設で幼い姉妹が首を絞められ死亡した事件。逮捕された母親が、事実婚の夫から「『嫌い』と言われ死にたくなった」と供述していることが分かった。
長女の首を電気コードで絞める
幼い我が子を殺害した疑いで逮捕されたのは、30歳の母親、水沼南帆子容疑者。

事件が起きたのは、2026年3月10日。嘉麻市にある母子生活支援施設の一室で、当時4歳と3歳の姉妹と母親の水沼容疑者が一緒に倒れた状態で発見され、姉妹2人は搬送先の病院で死亡が確認された。

司法解剖の結果、姉妹2人の死因は、首を強く絞められたことによる窒息死と判明。警察は、4月22日、長女の二彩ちゃんの首を電気コードで絞めるなどして殺害した疑いで水沼容疑者を逮捕した。

福岡県警の吉川一久・捜査1課長は記者会見で「何の非もない幼い無垢なお子さんの命、いかなる理由があろうとも、その行為者には必ず責任をとらせる」と怒りを露わにした。

3年以上 夫が隠れて施設内に同居
水沼容疑者は4年前に、事実婚の夫からDV被害を受け、施設に入ったものの、その後、3年以上に渡り、夫と一緒に施設内で暮らしていた。

夫は、同居中の3年間で一度しか外出せず、母子が不在の際は夏場でもエアコンをつけず、トイレの水すらも流さずに生活していたという。

水沼容疑者は、長女の二彩ちゃん殺害容疑を認め、次女の三華ちゃんの殺害についても関与をほのめかす供述をしている。姉妹が寝ているところを襲って殺害したと見られている。

事実婚の夫から「嫌いと言われ死にたくなった」
なぜ、水沼容疑者は幼い我が子を手にかけたのか-。動機について水沼容疑者は「事実婚の夫といるのが嫌になって離れたかった。事件前に口論になり『嫌い』と言われた。『これまで尽くしてきたのは何だったんだろう』と思い、死にたくなった」というような趣旨の話をしているという。

水沼容疑者は当時、自分の首を刃物で切りつけていたが、浅い傷だったということで、警察は、心中を装った殺人事件とみて捜査している。
(テレビ西日本)
