5月12日まで続く子どもの読書週間。
本を通して地域のコミュニティーをつなぐ、自由な取り組みを取材しました。

フリーライブラリーと呼ばれるみんなの本箱。
神奈川・横浜市都筑区では、遊歩道の道端や畑、住宅、商店街の店の前など、10カ所ほど設置されていて、小さい子どもから高齢者まで、さまざまな住民が使っています。

本箱は誰が本を入れてもいいし、誰がその本を読んでもいい、自由な場所です。

図書館のような手続きはもちろん、貸出期限もありません。

ナチュラルガーデン倶楽部代表・野田千春さん:
本当に自由に来て、自由に借りて、自由に返せるのがいいところ。近隣の方々の寄付によって本が埋まっていく。

好きなときに本を借りるのも、誰かに読んでほしいお気に入りの本を提供することも自由。
そして、本箱にはモルタルでできた屋根など、雨や紫外線対策もしっかり施されています。

以前から利用しているという家族は「ここの本は変わったりするがどの本も面白い。(Q. いままで何冊くらい借りた?)60冊、70冊、100冊…?そのくらいじゃないかな。結構いっぱい借りてる」と話します。

持っている本と交換してもOKだという、住民たちの活動によって成り立っていて、お気に入りになった本は返却を忘れてしまうこともあるといいます。

地元以外から訪れた人も利用できて、初めて来たという男性は「きょう初めて見て、気になって通りがかって見てみた。絵本にします。(Q. 選んだ理由は?)おいっ子がまだ小さいので絵本を選んだ。おいっ子に渡して、自分の余っている本を今度持ってこようかなと思う」と話していました。

ナチュラルガーデン倶楽部代表・野田千春さん:
本を寄付しようと思ってくださる人とか、ここでいつも楽しみにこの扉を開いてくれる人たち。たぶんその場でつながらないけど、見えないところでみんなが優しい気持ちでつながっている。

一冊の本を通して、人と人とがつながり、地域に優しさが広がっていきます。