北海道各地で桜の見ごろが近づいています。

 道内には定番の名所から知る人ぞ知る穴場まで、数多くの桜スポットが点在しています。

 そこで今回は、風景写真家や水彩画家のおすすめスポットも交えながら、北海道の絶景桜スポットベスト10を紹介します!

■10位 登別市・登別桜並木(開花予想:4月24日)

 JR登別駅から登別温泉まで約8kmにわたって続く桜並木です。

 約2000本のエゾヤマザクラが道沿いに咲き誇り、地元では「花のトンネル」の愛称で親しまれています。

 ドライブコースとしても人気で、温泉に向かう観光客を華やかに出迎えます。

 あわせて訪れたいのが、登別マリンパークニクスで開催中の「イワシのショー」。

 1万尾のイワシの大群がまるで桜吹雪のように泳ぐ姿は圧巻です。

■9位 北斗市・法亀寺しだれ桜(開花予想:4月中旬)

 1849年に建立された歴史ある法亀寺の境内にたたずむ、道内最大級のしだれ桜です。

 樹齢300年以上、高さ約12mを誇り、見上げるほどの大きさで訪れる人々を圧倒します。

 ライトアップされた夜の姿もまた見ごたえ満点です。

■8位 小樽市・小樽公園(開花予想:4月18日)

 桜越しに石狩湾や小樽の街並みが一望できる絶景スポット。

 エゾヤマザクラやソメイヨシノなど約650本の桜が咲き誇る、小樽屈指の桜の名所です。

 小樽にはもう一つ注目の桜が。

 北海道三大夜景で有名な天狗山には、樹齢100年を超える「天狗桜」と呼ばれる一本桜があります。

 満開になると花がハートの形に見えることから「ハートの桜」とも呼ばれ、恋人たちのデートスポットとしても親しまれています。

■7位 札幌市・中島公園(開花予想:4月中旬)

 札幌の中心部に位置する中島公園では、ソメイヨシノやエゾヤマザクラなど約400本の桜を気軽に楽しめます。

 水彩画家の酒井芳元さんは「豊平館の薄い水色と桜の淡いピンクの調和がとても素晴らしい。よく描くポイントです」と、建物と桜が織りなす風景を絶賛しています。

■6位 函館市・函館公園(開花予想:4月15日)

 明治時代から続く歴史ある函館公園の桜です。

 園内には昭和レトロな雰囲気が漂う小さな遊園地があり、桜とのコラボレーションはどこか懐かしい景観を生み出しています。

 日本最古の観覧車越しに撮る桜の風景は「レトロ映え」抜群です。

■写真家おすすめの穴場スポット

 第5位の発表の前に、風景写真家2人が選ぶおすすめスポットも紹介します。

 鎌田光彦さんと西川文彬さんに、お気に入りの“穴場桜スポット”を教えてもらいました。

 風景写真家の鎌田光彦さんのおすすめは、室蘭市の崎守町にある一本桜。

 広大な草原の中にエゾヤマザクラが1本だけ立つ風景は、まるで絵本のワンシーンのようです。

 鎌田さんは「清々しい感じのする風景で、私自身すごく気に入っている場所です」と語ります。

 今では全国から写真家が集まる絶景スポットになっています。

 若手風景写真家の西川文彬さんのおすすめは、鶴居村の丘陵地帯に立つ一本桜。

 丘と木の連なりが絵になる風景で、待っているとエゾシカが姿を現すこともあるといいます。

 さらに西川さんには思い入れの強い桜も。

 弟子屈町の奥春別にある「合格の木」と呼ばれる一本桜です。

 カルビーの受験生応援企画で選ばれた木として知られていましたが、2026年3月の強風で半分が折れてしまいました。

 西川さんは「折れてもなお咲く合格の木は、受験生にもってこいの桜。今年もぜひ咲いてほしい」と期待を寄せています。

■5位 松前町・松前公園(ソメイヨシノ/ナデン)(開花予想:4月15日)

 道内で最も早く桜前線が到来する松前町。

 松前城と桜のコントラストが圧巻の松前公園には、なんと250品種、1万本もの桜が咲き誇ります。

 ソメイヨシノが作る美しい桜のトンネルに続き、数日遅れで「南殿(ナデン)」という八重桜が松前城の周りで咲き乱れます。

 約1か月にわたってお花見を楽しめるのも大きな魅力です。

■4位 札幌市・円山公園(開花予想:4月18日)

 札幌市民にとってお花見の聖地ともいえる円山公園。

 火気の使用は禁止されていますが、園内でお弁当を広げたり、桜を眺めながらの散歩を楽しんだりと、春の訪れを感じるにはぴったりの場所です。

■3位 札幌市・北海道神宮(開花予想:4月18日)

 円山公園に隣接する北海道神宮では、桜と同時に梅の花も咲き、ピンクと白のコントラストが映えます。

 ゴールデンウィーク中には境内に約40の露店が並び、北海道に賑やかな春の訪れを告げます。

■2位 新ひだか町・二十間道路桜並木(開花予想:4月19日)

 2000本以上の桜が直線約7kmの道沿いに咲き誇る、道内屈指の桜の名所です。

 毎年10万人以上が訪れます。

 4月25日からはじまる静内桜まつりの期間中はたくさんの屋台が並ぶほか、クレーン車に乗って桜並木を上から撮影できる体験も人気。

 上から眺める桜色の道は、ここでしか見られない絶景です。

■1位 函館市・五稜郭公園(開花予想:4月15日)

 堂々の1位は函館・五稜郭公園の桜です。

 園内には約1500本のソメイヨシノや八重桜が咲き誇ります。

 五稜郭タワーとのコラボレーションはもちろん、展望台から見渡す「桜の星形」は圧巻の一言。

 西川さんは「定番スポットで皆さん撮られているので写真家としては食指が動かないのですが、それをも超えて余りある圧倒的な美しさがこの場所にはある」と絶賛。

 酒井さんは「人工的に作られた美しい形の中に桜が咲いていて、まるで重箱を覗いているような、美しいお弁当箱を見ているような雰囲気になる場所」と表現します。

 「広々とした大地の中にある美しい星形に、ピンクと緑の色の調和がパッチワークのよう」と、タワーから見た風景を描いています。

 幕末に激戦の舞台となったこの地は、大正時代に公園として一般開放されて以来、市民の憩いの場として愛されてきました。

 期間中は一部エリアで火気の使用も可能で、ジンギスカンとともに桜を楽しめるのも人気の理由です。

 北海道の短くも美しい桜の季節。

 2026年は例年より少し早めに開花が進む見込みで、各地で次々と見ごろを迎えそうです。

 はかない桜をお見逃しなく。

北海道文化放送
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