福岡市・天神の「ワン・フクオカ・ビルディング」、通称「ワンビル」の開業から24日で1年となります。

今も“進化”が続いているようです。取材しました。

連日の雨もあがった24日、開業1周年を迎えた「ワンビル」で行われていたのは…。

◆記者リポート
「ワンビルの1周年、『ワン』『ワン』ということで、こちらでは、ワンちゃんの撮影会が行われています」

ワンビル1周年にかけた「わんわん撮影会」。

5月には、この展示会が開かれます。

◆参加者
「いいですよね、うれしいです。もっとワンビルに親しみがわきます」

◆参加者
「(ワンビルのホテルに)開業初日に宿泊して、あっという間ですね」

市の再開発事業「天神ビッグバン」の目玉として1年前にオープンした「ワン・フクオカ・ビルディング」。

約130店舗の商業フロアに加え、ホテルやオフィスも兼ね備えた大型複合ビルで、開業初日には多くの人が訪れました。

中でも、特に混雑したのが…。

◆記者リポート(2025年4月24日)
「クリスピークリームドーナツに並んでいる方々、すごい列ができています」

福岡では9年ぶりの復活となった、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」。

初日の待ち時間は3時間超えでした。

あれから1年がたった、現在は…。

◆田村唯マネージャー
「10月ぐらいから少し落ち着いてはきたんですけれども、また(冬の)繁忙期で一気にたくさんのお客さまにご来店いただいて、大きく計画を上回っている」

この店舗では開業1周年を記念した特別ボックスが24日から1週間限定で販売されています。

運営元の西鉄によると「ワンビル」の来館者数は、開業当初に比べると落ち着いてきたものの、4月には累計1400万人を突破し、おおむね計画通りのペースで推移しているといいます。

◆西鉄 林田浩一 社長(2026年4月17日)
「老若男女、いろんな目的も多様化して、この場所に集まってくれるようになった。成功したんじゃないか(と思う)」

そんな中、九州初進出となる新たな店舗がこの4月にオープン!

ニューヨーク近代美術館、通称「MoMA」の世界観を味わえる「モマ・デザインストア」です。

東京、大阪、京都に続く国内4店舗目で、モマの担当者による厳しい審査を通過したデザイン性の高い雑貨など800点以上が並びます。

◆記者リポート
「こちらの商品、スマートフォンにケーブルをつなぐと、実際の受話器として使用できるんです」

◆買い物客
「すごいおしゃれで、おしゃれな人たちがいっぱいいるなと」

◆買い物客
「きょう(買ったのは)、帽子とバックですね。元々(モマの)スエットを持っていて好きだったので。福岡にできたから行ってみようと」

こちらの男性が大量に購入していたのは、クマのミニフィギュアです。

Q.自宅に飾る?
◆買い物客
「そうですね。どれが入っているかというのは分からないので」

全16種類のうち、男性が狙うのはこちらのデザイン。

出現率は5.2パーセントです。

1箱だけ開けてもらうと…。

Q.これ何のモチーフ?
「なんでしょうね、これ」

ハリウッド映画の魔女のキャラクターをモチーフにした出現率3%あまりのレアものでした。

Q.狙っていたものよりレアですが…。
「そうですね。当たりですね!」

一方で、開業当初の成約率が6割にとどまり、東京都心並みの高い賃料ということもあって先行きが不安視されていたのがオフィスフロアです。

去年5月に移転を完了したクラフティア(旧九電工)のオフィスにカメラが入りました。

◆記者リポート
「うわ~、開放感のあるオフィスですね」

部署ごとの仕切りをなくした開放的な空間で、床には、陸上部を抱えることから競技場のトラックをデザイン。

オンライン会議用のボックスも完備しています。

◆社員
「きれいで、すごいカラフルで、視界でも仕事を楽しむことができる」

◆社員
「交通アクセスがいいので、帰りにいろんなお店に立ち寄れる。ワクワクする職場で仕事させてもらえるのはうれしいです」

クラフティアによると、「ワンビル」移転後の新卒採用では、応募者数が2倍に増えたということです。

そんなオフィスフロアで4月、大きな動きが…。

◆西鉄 林田浩一 社長(2026年4月17日)
「1つの大口クライアントとして、ソフトバンクさんがほぼワンフロアを借りるような形でお話を進めていると」

携帯電話大手のソフトバンクが、福岡市内3カ所に分かれていた拠点をワンビルに集結することが明らかになり、オフィスフロアの成約率は9割を超えました。

◆西鉄 オフィス・スカイロビー担当 仲村隆 課長
「ビルの立地、スペックを評価いただいて、多くの(引き合いの)声をいただいている。もうすぐ(成約率)100パーセントが見えてくる」

天神地区のまちづくりに詳しい専門家は…

◆九州大学 黒瀬武史 教授
「ワンビルに実は期待していたのは地下も含めた回遊性。人が巡るということ。そこはすごくうまくいってるかなと。一方、例えば元々あった『天神コア』のような若い人が気軽に買えるお店がたくさん入っているという状況ではない。天神が今後、どういう人をターゲットに、どういう街を目指していくのか、そういうことをしっかりみんなで議論していく必要があるのかなと」

そうした中、今後のワンビルをさらに勢いづける、新たな動きもあります。

再開発前に「ジュンク堂書店」やラーメン店の「一蘭」などが並んでいた裏手の因幡町通りが歩行者専用道路として生まれ変わり、今年、供用が始まります。

緑あふれる中にカフェテラスも並ぶということで、ここが完成するとさらに回遊性が上がりますので、ワンビルを訪れる人も増えそうです。

テレビ西日本
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