ゴールデンウィークを前にはしかの感染が急拡大しています。
ここからはフジテレビ社会部の中澤しーしー記者に聞いていきます。

ポイントは「はしか流行、なぜ感染が拡大しているのか」「ゴールデンウィークは要注意、対策は?」の2つです。

2026年のはしかの感染者数はすでに2025年1年間を上回っています。

――なぜ異例の流行となっている?

この要因は、海外から持ち込まれたウイルスが国内で感染が広がっているとみられます。実は、はしかの感染者数はコロナがはやった2020年以降最多となっています。この理由として、海外旅行など海外との往来が盛んになったことなどが挙げられると思います。また、はしかは感染力が非常に強いとされていて、主に空気感染で広まり、感染すると10日ほどで発熱や発疹の症状、肺炎などを引き起こすといわれています。感染力の強さはインフルエンザの10倍ともいわれています。さらに、感染者の内訳をひもとくと、2026年の感染者数299人の中で、20代が3割、30代と10代が2割と感染者がとても多くなっています。このうち20代後半以上では、2回の接種でより効果的とされるワクチン接種について、1回しか受けていない人が一般的となっています。

――来週からゴールデンウィークが始まり人の移動も増えるが、どんなことに注意が必要?

やはりゴールデンウィーク、人混みに行く機会は増えますよね。そこで心配となるのが、人混みに行き感染者がいた場合、感染が拡大するのではないかという恐れです。周囲へ感染を拡大させないために大事になるのが、「初期の対応」といえると思います。38度前後の発熱や強いせき、鼻水に加えて、目の充血や目やにの症状がある場合は、はしかの感染の疑いがあるため、医療機関に感染の相談など事前に電話でしたうえで医療機関を受診するなどの対応が必要になります。厚労省は、はしかを疑う症状があった場合、なるべく外出を控えて、医療機関を受診する場合は公共交通機関の利用をなるべく避けるなどの対応を求めています。

東京都内のクリニックでは、はしかの疑いがある患者の受診が増えているということです。

――厚労省はどんな対策を呼びかけている?

はしかの特徴というのは、マスクや手洗いなどではなかなか予防できない点だと思います。厚労省はワクチンの2回の接種を呼びかけています。具体的には、原則無料になる定期接種の対象である1歳、または就学前になります。一方、それ以外の人は自己負担で接種することが可能で、厚労省は海外に渡航する時など何か不安な要素があった場合に接種歴を確認することを求めています。接種歴は2つの方法で確認することができ、1つ目は母子健康手帳で接種歴を確認すること、もう1つは血液検査で抗体を確認することです。

自分が何回接種しているか確認する必要がありますね。