ICC(国際刑事裁判所)は23日、強硬な薬物対策をめぐり「人道に対する罪」に問われたフィリピンのドゥテルテ前大統領について、起訴内容を確認し、本格的な裁判を開くことを決めました。
フィリピンではドゥテルテ前大統領がダバオ市長や大統領を務めていた2011年から2019年に「麻薬戦争」と呼ばれた強硬な違法薬物対策などが行われ、民間人数千人が死亡したとされています。
ICCは23日、ドゥテルテ氏が少なくとも76件の殺人や2件の殺人未遂に関わった事件などで責任があると考えるのに十分な根拠があると判断し、本格的な裁判を開くことを決めました。
ロイター通信は裁判の開始までに最大で1年ほどかかる可能性があると報じています。
フィリピン大統領府はICCの判断を尊重する立場を示しています。