カラスが巣づくりのシーズンに入る中、枝などが電線に触れると停電を引き起こす可能性があるとして東北電力ネットワークが発見者に通報を呼びかけている。春のカラスには注意が必要だ。
カラスの巣で停電!?巣づくりシーズン…危険性高まる
東北電力ネットワークが公開したのは、カラスの巣を撤去するデモンストレーション。
カラスは繁殖のために例年3月から5月にかけて電柱の変圧器の上などに巣を作るが、これにより危険性が高まるのが停電だ。
東北電力ネットワーク新潟電力センターの植木久夫副長は「カラスの営巣による停電事故防止のため、この巣づくり最盛期の間、パトロールの強化、発見後の早期除去を進めている」と説明する。

停電は巣に使われる木の枝や鉄製のハンガーなどが電線と接触することで引き起こされる。
新潟県内では2025年、このカラスの巣づくりによる停電が19件発生。26年は3月末までにすでに6件確認されている。
植木副長は「市街地だと、樹木とか街路樹が少ないところも多くある。高く見晴らしの良いところでエサ場が近いところが、カラスの繁殖活動・巣づくりに適しているから電柱が選ばれているのでは」という。
県内では毎年6000個ほど撤去…見つけたら通報を!
新潟市中央区にあるNST本社周辺の電柱を探してみると、電柱の上に枝が何本も重なり合う、鳥の巣のようなものが見つかった。
その後、カラスが2羽やってきて巣づくりをしていた。
県内ではこのような巣を毎年6000個ほど、26年は3月末時点で1082個撤去しているという。
3種類の防止器具を電線に施すなど対策はしているというが、「繰り返し同じ場所に巣を作る習性があるので、慣れてきたり、すぐ隣に巣を作ったり、イタチごっこになっているところもある。カラスも生きるために必死なんだと思うが、戦っていかなければいけない」と植木副長は話す。
東北電力ネットワークは電柱の上にカラスの巣を見つけたらホームページなどから連絡するよう呼びかけている。
