GAME1の課題を克服し、GAME2はリバウンドで圧倒

4月11日、12日にスカイホール豊田で「りそなグループ B.LEAGUE 2025-26シーズン」のB1リーグ戦 第31節が行われ、シーホース三河は名古屋ダイヤモンドドルフィンズをホームに迎えた。

GAME1は79-89で敗戦。試合の入り方が悪く、終始名古屋Dに主導権を握られる展開となる。名古屋Dのやりたいプレーを許してしまい、一度も逆転できないまま試合は終了。トータルリバウンド数では、名古屋Dの47本に対して三河は25本。さらにオフェンスリバウンドにいたっては、三河の2本に対して名古屋Dは18本と圧倒的な差をつけられる、点差以上の完敗であった。

もともと名古屋D は、平均リバウンド数でリーグトップクラスの数字を誇る。GAME2に向けて、このリバウンドの差をどう埋めるかが大きな焦点となった。

迎えたGAME2、三河は開始早々にジェイク・レイマンがオフェンスリバウンドからの得点やドライブで連続得点をあげて、勢いをつける。名古屋Dが得意とするトランジションに対しては、ファウルで適切にゲームを止めて流れを渡さない。1Qの終盤にはいくつかオフェンスリバウンドを許してしまったものの、1Qのトータルリバウンド数で三河が10本(名古屋Dは8本)と上回り、25-10と15点のリードを奪うことに成功した 。

2Qに入っても三河の勢いは止まらない。連続してオフェンスリバウンドを奪い、サードチャンスから久保田義章が3Pシュートを沈めるなど、主導権を維持し続ける。オフィシャルタイムアウト明けには、外国籍選手がジェイク・レイマンのみとなる「オンザコート・ワン」の布陣で戦ったが、この5分間で一気にリードを拡大。54-24という大差で前半を折り返した。

体を張ってペイントエリアを守ったシェーファー アヴィ幸樹は、このユニットでの戦いについて次のように振り返る。
「三河は誰が出てもクオリティが落ちません。それが強みだと思っていますし、オンワンの時間帯も影響は感じませんでした。また、ジェイクが当たっていたのでやりやすかったです。2Qの最後を良い形で終えて、相手にリズムを与えなかったのが大きかったです」

3Qに入っても三河は緩まずにリードを維持。4Qはミスが頻発して最終的なターンオーバー数は24を数えたものの、危なげなく逃げ切った。名古屋Dの大黒柱スコット・エサトンがコンディション不良で欠場していたとはいえ、最終スコア91-61で快勝。リバウンド数でも三河46本、名古屋D31本とリベンジを果たした。

「バスケで大切なのはエナジーやエフォート」(ライアン・リッチマンHC)

2日間で、まるで別のチーム同士が戦ったかのような結果となったが、そこに特別なマジックはない。ライアン・リッチマンHCは言う。
「戦術については特に変えていません。GAME1との違いは、エナジーやエフォートの部分です。バスケットボールは複雑に捉えられがちですけど、本当はシンプル。やるべきこと、50-50(フィフティ・フィフティ)ボールと我々は呼んでいますけれど、ルーズボールの戦いだったり、リバウンドだったり、そういう部分をシンプルに、ハードに取り組めるかどうか。そこが非常に重要だと思っています」

シェーファーもGAME1について、「相手の激しいプレッシャーでオフェンスを崩され、悪循環に陥ってしまった」と分析。その反省を踏まえ、全員でやるべきことを徹底した結果が今回の勝利に繋がった 。「(GAME2は)プレーハードという部分の差が出ました。三河には間違いなく力があるので、GAME1のような試合は二度としてはいけない。戦術や対策どうこうも大事ですけど、まずはエナジーやエフォート。チームとして成長すべき部分です」と力を込める。西地区2位の名古屋Dに30点差をつけての勝利は、地力がなければできる芸当ではない。

レギュラーシーズンは残り8試合となった。ホームでのCS開催は厳しくなったものの、CS出場に向けて大きな1勝を手にした。シェーファーは一つでも上の順位を目指すと決意を語る。
「まだCS出場が確定したわけではなく、気は抜けません。一つでも上の順位でプレーオフに入るために、一戦一戦必ず勝つという気持ちを出し、ここからの8試合すべてをプレーオフのつもりで戦い抜きます。個人としては自分のやるべきことをやるだけ。リズムが掴めてきていますし、シュートを打つ本数や得点、リバウンドに絡む回数も少しずつ増えてきていると思うので。今はしっかりと決め切れているので、チームメイトの信頼も感じます。自分の仕事をこなし続けたいと思います」

東海テレビ
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