そもそも前述の活性化エネルギーは、脳の仕組みでいうとドーパミンの分泌と深く関わります。ドーパミンは、やる気の源である神経伝達物質。このドーパミンの濃度が、もともと低い人がいるのです。例えば、朝起きるのが不得意で、脳がぼんやりしがちで、授業中など、うつらうつらと眠ってしまうといった人。
そういう人は、モードを切り替える「よっこらしょ」が、どうしてもつらい。ドーパミンの濃度が低いのに、無理やりアクセルを踏んでやる気を出さないといけないためです。
とはいえ、ドーパミンの濃度が高ければいい、というわけではありません。ドーパミンの濃度が非常に高くて出過ぎる人、例えば、旅行に行ったらめいっぱい予定を入れるし、連休最終日だろうと、日付が変わるまで予定を入れてしまうタイプ。これは、20代の頃の私自身なのですが…こうした人も過活動すぎて疲れ果ててしまうため、連休明けがつらくなりがちです。
実は、上記のどちらにも思い当たるという人が、ADHDのある人にすごく多いのです。ドーパミンの濃度は低いのですが、興味のあることや新しいもの、非日常的なものに対しては、過剰にドーパミンが出て、過集中する。結果として、連休明けがつらいと感じることが多くなるでしょう。
ドーパミンを味方に付ける「仕掛け」
連休明けのつらさにはドーパミンが深く関わっている。だからこそ、そのつらさを予防するには、ドーパミンを味方につける行動が大切です。
例えば、連休明けに出勤した際にデスクの上が綺麗になっているだけでも違います。あとは、連休明け初日のための美味しいおやつを用意しておいたり、連休中に、通勤用の新しい服などを買って初日に着ようと決めたりするとテンションが上がりますよね。新しい靴下をおろすのでもいい。それだけで全く気分が違います。このようにして、ドーパミンを分泌しやすくなる仕掛けを用意しておきましょう。
