大阪府和泉市の集合住宅で、母親と娘が殺害された事件。発見された時、現場の玄関が施錠されていなかったことが分かりました。
おととい、和泉市鶴山台の集合住宅の一室で、この部屋に2人で暮らす村上和子さん(76)と長女で社会福祉士の裕加さん(41)が血を流して死亡しているのが見つかりました。
2人の死因は失血死で、捜査関係者によると、2人の首などに刺し傷など少なくとも十数カ所の傷があったということです。
捜査の最新情報を大阪府警キャップの宇都宮雄太郎記者が伝えました。
■付近の池をダイバーや水中ドローンが捜索する様子 範囲を広げて調べたか
【関西テレビ・大阪府警キャップ 宇都宮雄太郎記者】
警察は、きょう=10日も事件現場となった部屋の検証を行いました。
これまでに部屋の台所では包丁が見つかっていますが、一見して血は付いていなかったということで、凶器とみられる刃物などはまだ見つかっていません。
さらにきょう=10日は、新たに付近の池をダイバーや水中ドローンが捜索する様子もみられました。
凶器や手がかりが残されていないか部屋以外にも範囲を広げて調べているとみられます。
■「ストーカーやトラブルなどの相談は寄せられていない」
(Q.2人の体に10カ所以上の刺し傷などが確認され、強い殺意も考えられるが犯人像はみえているのでしょうか?)
【宇都宮記者】
これまでに大阪府警には2人からストーカーやトラブルなどの相談は寄せられていないということです。
警察は今後、交友関係なども捜査していくとみられます。
■元テレ朝アナ・西脇弁護士「最近は『もの取り』でも非常に凄惨な手口」指摘
刑事事件の弁護も数多く手掛けてきた元テレビ朝日アナウンサーの西脇亨輔弁護士は、この事件に次のように解説しました。
【西脇亨輔弁護士】「捜査で注目されるのは傷の場所だと思います。腹部を越えて、首から上に傷がある場合は、『非常に強い殺意を示す』と言われることが多いです。
すると、怨みという可能性が強いと。これまでは言われてきたのですが、このところ、そういった常識が通じない事件が非常に多くて。
『もの取り』の場合でも、非常に凄惨な手口が使われることがあると。そうすると、いろいろな可能性を含めて考えないといけないと思うんです。
いずれにしても殺人罪の場合、死刑・無期もしくは5年以上の拘禁刑、そして強盗致傷だったら死刑か無期拘禁刑しかない。
いずれにしても重大ですので、犯人を突き止めてもらいたいと思います」
(関西テレビ「newsランナー」2026年4月10日放送)