熱気に包まれているのは、タイで毎年4月に行われる恒例行事「徴兵検査」の会場です。

兵役に就くことになるかどうかは運任せ。
募集人数に達しなければ、くじ引きで選ばれます。

赤い紙を引けば最長で2年間の軍隊生活。
一方、黒だと兵役免除です。

過去には赤を引いた瞬間にひざから崩れ落ちたり、失神したりする人が出ることもありましたが、今回、赤を引いた男性は…。

記者:
赤ですので徴兵が決まりました。本人は笑顔ですかね。

さらにくじを引かずに自ら手を挙げて、兵役を選ぶ若者たちが増えているといいます。

志願者にその訳を聞くと「家族も含めて福利厚生があり、軍人に志願しました」「カンボジアとの国境情勢を受けて
、自分も力になりたいです」といった声が。

背景にあったのは周辺地域の緊張の高まりなどによる、愛国心の変化。

さらに、景気が良くない中で収入や福利厚生などの面から“安定した職”として若者たちの目に映っているといいます。

こちらの会場では3日間連続で志願者のみで定員に達し、くじ引き自体が行われませんでした。

変化を見せ始めているタイの徴兵検査。
12日まで全国各地で行われます。