いまだ先行きが見通せない原油価格の高騰です。影響はプラスチックなどの包装資材にも及んでいて、長野県安曇野市の店では客が容器を持参すると値引きするサービスを始めました。

安曇野市のさつまいもスイーツ専門店「おいも日和」。揚げたてのさつまいもに、たっぷりの蜜を絡めて、人気商品「蜜大学芋」の完成です。

通常はプラスチック容器に入れて販売していますが―。

(記者リポート)
「店の人気商品、大学芋を購入したいと思います。きょう“マイ容器”を持参しました。お願いします」

店では4月10日から、ふたつきの容器を持参すると大学芋を1パックあたり30円安くするキャンペーンを始めました。

おいも日和 安曇野店・今井里絵店長:
「容器持参いただいたので“お会計30円引きになります”」

背景にあるのは、中東情勢の悪化による「原油の供給不安」です。

石油を原料とするプラスチック製品。大手化学メーカーの「三菱ケミカル」は食品用ラップなどの価格を35%以上引き上げるほか、「積水化成品工業」も食品トレーなどの材料を値上げします。

ポリ袋やごみ袋を製造する「日本サニパック」も5月下旬から約800品目を30%以上値上げする予定です。

おいも日和 安曇野店・今井里絵店長:
「プラスチック容器の供給が不安定になるという話がメーカーからあって、実際に納期が遅れ始めたり今後どうなるかわからないという話もあり、何か対策をしなければと」

包装資材の調達が難しくなっただけではありません。物価高が続く中、客がスイーツなどを買い控えるようになり、店の売り上げも落ちていました。

そんな中、始めたお得なキャンペーン。ふたつきの容器を持参すれば看板商品の「蜜大学芋」と「塩大学芋」は30円引き。「熟成焼き芋」も10円引きになります。

客:
「物価は高くなっているから30円は大きい。次回は(容器)持ってこようかな」

店は、包装にかかる経費を客に還元することで、「おいしい芋を変わらぬ手軽さで届けたい」としています。

おいも日和 安曇野店・今井里絵店長:
「家計にも優しく、環境にも優しく、気軽に楽しんで買い物して、お得感も感じてもらえたら」

長野放送
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