今月4日の富山県内を襲った「春の嵐」で、7日夕方までに17人がケガをしていることがBBTのまとめで分かりました。
また家屋が破損するなどの被害も増えていて、南砺市城端の善徳寺では県指定文化財などが破損するなどの被害が出ています。
今月4日、最大瞬間風速23.5メートルを観測した南砺市。越中の小京都として知られる城端にある善徳寺では、建物の屋根が剥がれるなど甚大な被害を受けました。
Q一番大きな被害は?
*善徳寺 梅川浩幸さん
「この太鼓楼だと思う」
善徳寺の中で最も歴史がある建造物で県の文化財にも指定されている太鼓楼の銅板ぶき屋根が今回の強風で剥がれ、最上部の装飾品「擬宝珠」も落下する被害を受けました。
さらに、扉が壊れるなど被害は内部にも及んでいます。
*リポート
「太鼓楼の中です。強い風の影響で、2階にある太鼓も破れているということです」
善徳寺によりますと、7日までに境内で確認された被害は10数カ所にのぼっています。
*善徳寺 梅川浩幸さん
「ここも全部雨漏りして、(上の)瓦が全部はがれて、雨漏りする状態になっている」
屋根瓦も被害を受け、境内の奥にある御殿が雨漏りする状態となっています。
また隣接する庭園の松の大木が折れ、屋根に覆いかぶさったままとなっていて、復旧のめどが立たないと頭を抱えています。
*善徳寺 梅川浩幸さん
「下の駐車場からクレーンを持ってきて、クレーンで(倒木を)持っていくしかないけど、その大きさのクレーンがあるかどうかというのは(問題)」
本堂や山門、鐘楼には、目立った破損は今のところ確認されていませんが、現時点で善徳寺では、被害総額はおよそ数千万円にのぼると見られると話しています。
*善徳寺 梅川浩幸さん
「所々が傷んでいて、すごく苦しい。これに負けず、私たちも日々寺の維持管理をしっかりとしていかなければとあらためて思う」
強風の被害を受けた善徳寺ですが、観光客などのツアーは通常どおり受け付けているということです。
今月4日の「春の嵐」では富山市八尾で最大瞬間風速35.1メートルと4月の観測史上最大となりました。
BBTのまとめでは、この強風で転倒するなどしてケガをした人の数は、7日午後4時現在で富山市や南砺市などの40代から80代の男女17人となっています。いずれも命に別状はありません。