福岡市の博多港で7日午前、巨大な船ならぬ、新幹線の珍しい姿が見られました。
◆記者リポート
「長い船旅を終えた『つばめ』がいま、宙につり上げられていきます。ものすごい迫力です」
この車両は10年前に熊本地震で被災し、営業運転ができなくなった「800系つばめ」です。
九州新幹線の全線開業15周年を記念したプロジェクトの一環として、線路を走る代わりに台船に載せられ、九州を縦断していました。
熊本や鹿児島など各地でのお披露目をへて6日夜、博多港に到着した「つばめ」。
7日午前10時ごろからは、その車両を台船から陸に引き揚げる作業が行われました。
長さ約25メートル、重さ約30トンと巨大な「つばめ」の車両。
これを高さ30メートル以上ある巨大なクレーン車2台でつり上げていきます。
強い海風が吹き付ける中、慎重にトレーラーに載せられ、つばめは9日ぶりに陸へと足を下ろしました。
◆JR九州 営業部 秋山健斗さん
「無事に博多までたどり着けて、とりあえず一安心」
この「つばめ」は8日以降、市民たちによるペイントが施され、10日にJR博多駅前で始まるイベントでお披露目される予定です。