廃炉に向けた作業が行われている福島第二原子力発電所1号機では4月5日、使用済燃料プールを冷却するためのポンプが故障し、冷却が停止されている。
東京電力は4月6日、この原因について「ポンプを動かすモーターにつながっているケーブルに損傷を確認した」と公表。同じ系統にある休止のポンプを稼働させ、できるだけ早期の復旧を目指すとしているが、現時点で明確な復旧時期は未定だという。
東京電力によると、5日午後2時43分、第二原発1号機で警報が発生。午後3時8分に現場を確認したところ、発煙を確認したことから使用済燃料プールのポンプを止め、冷却を停止した。
ポンプを停止させた午後3時8分の時点で、使用済燃料プールの水温は26.5℃。6日午後4時の時点で31.0℃。
現在、第二原発1号機の使用済燃料プールには、使用済燃料2,334体と新燃料200体の合計2,534体の燃料が保管されていて、設備の健全性を保つために設けられている基準である65℃に到達するまでにはポンプの停止時点から約8日と評価されている。
東京電力によると、周辺のモニタリングポスト等に有意な変動はなく、けが人などもいなかった。