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十和田乗馬倶楽部は、馬事文化の普及と次世代継承を目的に、十和田流鏑馬観光連盟と共催で学生探究コンテスト「馬探(うまたん)」を開催しています。2021年にはじまったこのコンテストは、午年の2026年、節目の5回目を迎えます。十和田流鏑馬観光連盟 会長・澤田万里氏のインタビューを通して、コンテストへの想いとその裏側をご紹介します。


地域の馬の歴史・文化探求コンテスト「馬探」

「馬探」は、馬事文化の普及と後継者育成を目的に企画された学生向け探究コンテストです。対象は中学・高校・大学・専門学校生で、「自分たちの地域と馬との関りが感じられるもの」をテーマに自由形式で作品を募集しています。論文、映像、プレゼンテーション、エッセイなど、探究の成果を好きな形でまとめて応募することができます。回を重ねるごとに応募数・作品の幅ともに拡大しており、馬事文化と学びをつなぐ場として着実に根付き始めています。

受賞者は毎年12月、青森県十和田市で開催される「流鏑馬文化祭」内のプレゼン発表・表彰式に参加してもらいます。十和田市は古くから馬との関わりが深く、「駒の街」として馬事文化が地域に根付いてきた土地で、馬事文化への思いを共有する人々が集うこの文化祭が、馬探の表彰の舞台となっています。

馬探には全国各地から応募があるため、会場に来られない受賞者のためにZOOMでの参加もできるようにしています。また、発表・表彰式はYouTubeで生配信され、関係者だけでなくどなたでもリアルタイムで視聴することができます。


表彰式にて、受賞者へ祝福の言葉を贈る

インタビュー:十和田流鏑馬観光連盟 会長 澤田万里

――「馬探」の特徴をおしえてください。

澤田: 一言でいうと、「馬について探究したことを、好きな形で出してください」という自由なコンテストです。論文でも、動画でも、プレゼンテーションでも、エッセイでもいい。インターネット応募できるものであれば、形式はまったく問いません。馬への興味の入口は人それぞれ違いますから、多様な視点での探究を広く受け入れています。自由な分、応募してくれる学生それぞれの個性が作品にそのまま出てくるんですよね。それがこのコンテストの面白いところだと思っています。


壇上で挨拶を述べる澤田万里会長


――これまでのコンテストを振り返って、特に印象に残っていることはありますか。

澤田: 第1回目の参加者から、「”馬探”をきっかけに、馬と身近な地域の歴史について調べて、興味を持った」という声をいただきました。はじめての開催で手探りのところもありましたが、ひとつひとつの取り組みが馬事普及につながるのだなと感慨深く、今でも心に残っています。馬探を今後も継続していこうと思えましたね。

それに、和種馬の保存や引退競走馬の未来といった課題に真剣に向き合う学生の姿も印象的です。馬探が未来の馬事業界を支える人材発掘の場になっていると希望を感じています。


――審査はどのように行われているのでしょうか。

澤田:馬探では「調査力・構成力・表現力・独創性・探究力・未来力」の6つの審査基準を設けています。最優秀賞・優秀賞の審査は、審査員それぞれが、審査基準を各10点満点で採点し、その合計点で順位を決定しています。自由形式のコンテストだからこそ、作品のジャンルも切り口もさまざまで、審査員は時間をかけて作品と向き合い、じっくり採点してくれています。なので応募される方は、6つの基準に照らし合わせ意識して作品を制作していただけると、より評価につながりやすいです。

特別賞は、各審査員がそれぞれの視点で気に入った作品を選んでもらっています。審査員は馬に関わる方、論文の専門家、塾講師、地域振興に関わる方など多様な顔ぶれなので、どの審査員に響くだろうかと考えながら作品にするのも面白いかもしれませんね。


会場で講評をする審査員


――2026年から、自己PR動画の提出を求めることになりましたね。

澤田:審査員から、「作品そのものだけでは、どうしても応募者の探究への姿勢や想いをはかり知ることが難しい」という意見がありました。任意ではありますが、自分の生の言葉でカメラに向かって話してもらうことで、応募者の熱量や人柄を感じることができます。おそらく今後AIを活用した作品が増えてくる中で、審査においても重要な要素になるかもと考えています。


――審査後、受賞者とはどのようなやりとりをされているのですか。

澤田:受賞者には先立って、審査結果をお伝えし、ひとりひとりとZoomで1時間ほどの打ち合わせを行います。そこで発表に向けての準備をお願いしています。このときに、作品制作の動機だったり、苦労したこと、普段の活動や学校のことなども聞かせてもらっていて。みんなそれぞれ個性があって、毎回新鮮で、私自身とても楽しみにしている時間です。

結果を伝えてから、本番まで約2週間が発表の準備期間になりますね。プレゼン形式以外の作品の方は準備が特に大変だと思います。


オンラインで参加する受賞者


――当日の十和田での発表・表彰式は、どのような雰囲気になっていますか。

澤田:馬探は学生が主役の企画なんです。当日は受賞者だけでなく、運営側も地域の学生団体に主体となって担ってもらっていて、司会進行から配信・撮影補助まで、テレビの生中継さながらの体制で活躍してくれています。

受賞者は発表に時間制限があって緊張するとは思うのですが、準備をしっかりしてきて、真剣に発表に挑んでくれているのを感じます。

学校も年齢も違う学生たちが、馬探を通してそれぞれの考え・想いを共有しあえる場を作り上げていて、作品を制作して応募するだけでは終わらない面白さが馬探にはあるなと思いますね。


司会進行・会場の撮影など学生主体での会場運営


オンライン配信のチェックも学生が担う


――馬探の今後についてはいかがお考えですか。

澤田:コンテストの目的のひとつでもある「学生の成果を広く発信する」という点を、さらに拡大していきたいと思っています。2025年は大阪・関西万博に出展し、会場に馬探の作品を紹介するブースを設けて多くの来場者に見てもらえました。こうした機会を今後も積極的に広げていきたいんです。それに、青森での表彰式は各地から集まるにはどうしても距離的な負担があるので、首都圏での開催も視野に入れています。より多くの学生がリアルで参加しやすくなりますし、聴講者も集まってもらいやすくなるのではと期待しています。

あとは、馬事業界の将来を担う意欲ある学生と、人材確保に取り組む企業・団体とのつながりを生む場にもしていきたいですね。こうした構想を実現するためにも、現在は協賛を募りながら資金確保に努めているところです。


――最後に、応募を考えている学生へメッセージをお願いします。

澤田: 馬探はテーマも形式も自由ですので、これまでコンテストに応募したことがない方にも、最初の一歩を踏み出す機会にしてほしいと思っています。そして、馬探をきっかけに、馬や自分の地域のことをもっと深く知りたいと思ってもらえたら嬉しいです。これまで温めてきた馬への思いや考えを発信する場としても、ぜひ活用してください。それぞれのありのままの探究成果を楽しみにしています。


壇上で発表する受賞者

馬事文化の未来を、次世代へつなぐために

十和田乗馬倶楽部では、馬探への探究活動を後押しするために、学生・教育者向けにアドバイス・サポートも可能です。馬事文化を題材とした授業づくりや調査活動に関心をお持ちの教育者は、お気軽にご相談ください。

応募には、学校で取り組んでいる研究をまとめた作品も歓迎しています。馬探を通じて校内外に成果を発信することで、活動の意義をより深く実感し、それがやがて馬事業界とのつながりを育む機会となり、将来の馬事業界の糧になっていくと信じています。

馬と向き合い、学び、発信する経験が、次世代の馬事業界を担う人材育成へとつながっていきます。馬探の活動にご賛同いただける企業・団体からの協賛も募集しています。5回目を迎える2026年の馬探に、ぜひご注目いただけたらと思います。



馬探についてより詳しく知りたい方へ、これまでの馬探受賞作品の概要をまとめた冊子を作成しています。馬探にご興味をお持ちの教育関係者・馬事関係者・ご支援ご検討の方などへ無料でお配りしています。ぜひお気軽にお問い合わせください。




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