平安時代の和歌の名手たちを題材にした珍しい、色付きの備前焼の置物が岡山市北区の博物館で初公開されています。
百人一首でおなじみの在原業平や小野小町…。岡山市北区の県立博物館に展示されているのは、平安時代の和歌の名手たちを題材にした「彩色備前三十六歌仙置物」です。
低温で焼き上げた備前焼に顔料で色付けしたもので、色彩豊かな着物には細かい模様があしらわれています。岡山藩主だった池田家が所有していましたが、約100年間、行方がわからなくなっていました。
2025年夏、県内の個人から34体を所有していると連絡があり、鑑定の結果、実物であることが確認されたということです。
(岡山県立博物館 重根弘和学芸員)
「『イロトリドリの備前焼』としたのは、備前焼のイメージと違う所を紹介したかったから。一方で、黒い服の中に黒で文様が描かれている。当時の人の技術の高さが分かってもらえると思う。」
三十六歌仙置物などを展示しているテーマ展、「イロトリドリの備前焼」は4月19日までです。