◆香川大学の学生など若者らにも親しまれた居酒屋が閉店へ
高松市中心部で40年親しまれた飲食店チェーン発祥の居酒屋が、4月19日に閉店することになりました。
閉店するのは高松市福田町の居酒屋「吾割安(ごわりやす)」です。
◆1984年に9坪28席のラーメン店からスタート…現在は約20店舗の飲食店を経営する会社に
各地で飲食店を展開する「平井料理システム」(高松市)の発祥の店で、同社の平井利彦社長が20歳の時から約5年間修行していた、東かがわ市にある同名のラーメン店からのれん分けする形で、1984年にラーメン店の「吾割安」を開業。9坪28席の店でスタートしました。
1986年に高松市福田町の現在の場所に移転、香川大学の学生など若者を中心に多くの人たちに親しまれてきました。
平井さんは27歳から4年間は休みなく働いたそうで、「週末には400人~500人が店を訪れ、行列ができることもあった」と当時のにぎわいを振り返ります。
その後、平井さんは、1987年に会社を設立。その後成長を続け、焼き肉店の「焼肉ひらい」など、現在では四国と岡山・兵庫に約20店舗を展開、会社の従業員数も470人にまで増えました。
◆店を創業した平井さん「最後にもう一度お会い出来たら嬉しいです」
閉店について平井さんは開業当時、店の周辺にあった問屋も少なくなり、最近は高松駅周辺がにぎわうなど、まちの中心が動いている。吾割安の周辺がまち外れになってしまい、大学生の店の利用も減っていることなどを理由に挙げています。平井さんは「40年間、本当にありがとうございました。最後にもう一度お会い出来たら嬉しいです」とコメントしています。
吾割安では4月1日から、山いも料理や豚角煮、ばくだんおにぎりなどオープン当時のメニューを復刻するほか、ラーメンをオープン当時と同じ350円で提供する予定です。
吾割安は2026年3月で、現在の店に移転して40年の節目を迎えていて、平井料理システムでは「今回の閉店は、40年の歩みに一区切りをつけるとともに、次の新たな挑戦へと進んでいくための節目として決断に至りました」としています。