「演技の内容として、エレメンツはすべて大きなミスなくという感じでしたが、1つ1つのジャンプの出来だとかは、もっとGOE(出来栄え点)が伸ばせるところがあったかなと思うので、その細かいところが課題」
「あの時はあの時で出し切った演技でしたが、それでもそれと同時に『まだ届かなかった悔しい』という思いがあるということは、自分はまだまだ伸びていけるということだと思うので、自分を信じ続けてやるしかない」
帰国後考えた自分自身の気持ち
会心の演技を披露も、あと一歩届かなかった五輪のメダル。
五輪の解団式から帰ってきたその日の夜にはリンクでの練習を再開し、次の試合へ早くもスイッチを切り替え始動していた。
「本当に楽しめたなという部分と、あと1歩届かなかったなという部分が両方あって。帰ってからも複雑な気持ちはもちろんあったんですけど、“これからどんなスケーターになっていきたいか”や、“どういった強さを持っていきたいか”ということを、オリンピックが終わってから考えていたので、考えているうちにおのずと『絶対、ワールド出し切るぞ!』っていう気持ちになっていました」
五輪から約3週間後に行われた3月11日の公開練習では、全てのジャンプをまんべんなく跳び続け、4年に1度の大舞台を終えた直後にもかかわらず、五輪前と変わらないギアを上げた練習を行っていた。
この日は、ショート、フリーともに曲をかけた練習をミスなく滑り切るなど、調子のよさがうかがえた。
