ハンタウイルスの集団感染が疑われるクルーズ船で死亡した夫婦が、アルゼンチン南部で感染した可能性があるとする一部報道について、現地の保健当局がこれを否定しました。
ハンタウイルスの集団感染が疑われるクルーズ船「MVホンディウス号」では、これまでに最初に発症したオランダ人夫婦とドイツ人女性のあわせて3人の死亡が確認されています。
AP通信はオランダ人夫婦が乗船前、アルゼンチン南部のウシュアイアのごみ埋立地で、ウイルスを保有するげっ歯類に接触した疑いがあると報じていました。
ウシュアイアがあるティエラ・デル・フエゴ州の保健当局は8日、記者会見を開き、州内で2000年以降、ハンタウイルスの症例が確認されていないことや、夫婦の行動履歴、それにウイルスの潜伏期間などを踏まえると、州内で感染した可能性は「極めて低い」との認識を示しました。
また、「ごみ埋立地周辺を観光していた」とする情報についても、現時点で確認できていないとしています。