維新の大阪府議団は、3度目の”大阪都構想”の住民投票に向けて、その「設計図」について議論する法定協議会の設置議案を3月議会では議決せず、「継続審議」とする方向で調整していることがわかりました。
議案は今月9日、現在開会中の府議会での成立を目指して吉村知事が提出していました。
吉村知事はこの方針について、「府議団代表と大阪市の横山市長の話で出た」と話し、「府議団の判断を尊重しますが、決してネガティブではない」「市議団とも話をする中で『継続審議も選択肢ではないか』というのはポジティブ」と語りました。
この法定協議会の設置議案は、吉村知事と横山市長が「3度目の都構想への挑戦」を掲げて実施した出直し選挙を経て、現在開かれている府議会・市議会での成立を目指していました。
しかし、維新の大阪市議団が慎重な姿勢を示し、横山市長が「自身の判断」として市議会への議案提出を見送っていました。
■法定協設置議案“継続審議方針”は「府議団代表と横山市長の話の中で出た」
まず吉村知事は「法定協議会の設置議案」を継続審議とすることについて、維新の大阪府議団の代表と市議会への提案を見送った横山市長とが協議をする中で出た考えだと説明しました。
【吉村知事】「これについては、河崎府議団代表、そして横山市長が話をしていく上で、また話をまとめていくと、そしてこのところを進めていくという上でも、今回府議団のについては継続審議というのも1つの選択肢じゃないかということ。
これがこの2人の話の中で出たと聞いて、またそれを受けて府議団としてどうするのか、ここについては、僕自身はその判断を尊重したいと思っています。
維新の会の仲間ですから、みんな“大阪都構想”を目指そうという集団ですので、ただそのプロセス進め方の問題だと思いますから、ここは一致団結できるように進めていくこと。それが重要だと思います」
■継続審議でも「決断の時期を維新の中で協議して決めるということ。矛盾はない」
そして「法定協議会設置には、市議会・府議会両方の議決が必要と言う中で、府議会だけでも先行させるという狙いで議案を提出したことと、継続審議になることは、食い違いが生じるのでは?」と質問を受けると、「決断の時期を維新の中で協議して決めるということで、特に矛盾はない」と答えました。
【吉村知事】「いずれにしても、これは両議会で議決しないといけない。成り立たないものでもありますし。
またこれは選挙でも公約で掲げたことですから、提案をして、議会で議論を深めていくということは大切なことだと思います。
ただ決断の時期というか、そこについて、よく維新の会の中で、協議をして決めるということだと思います。特に矛盾はないと思います。
しっかり議会でも議論することは大切なことだと思います。またそこに向かって進んでいくことも大事なことだと思います
またあわせてやはり、市議会・府議会の両方で議決がないと法定協は設置できないということは事実でもありますから、維新の会の中で一致団結して進めていければいいと思います」
■「市議団とも話をする中で『継続審議も選択肢ではないか』というのはポジティブ」
その上で、継続審議となっても「否決ではなく、ネガティブではない」という認識を示しました。
【吉村知事】「府議団の判断を尊重しますが、決してネガティブではないと思っています。否決ではないですから」
(Q.ネガティブではないというのは、市議団への“歩み寄り”ということでポジティブ?)
【吉村知事】「そうですね。合意形成をしていくという意味で、やはり同じ維新の会の仲間ですから。
そこで府議団の代表と、また横山市長と進めていく上で、市議団とも当然話をしていく中で、『ここは継続審議した方がいいのではないか。それも選択肢じゃないか』というのは1つポジティブとしてとらえていいと僕は思っています」