秋田県横手市で13日、雪室の中で2カ月以上保存されたリンゴが掘り出されました。その名も「春待ちりんご」。みずみずしく甘く仕上がったということです。
横手市増田町のリンゴ畑の一角に積みあがった雪を寄せると、出てきたコンテナの中には真っ赤なリンゴがびっしり。
このリンゴは、秋に収穫して雪の中で寝かせた、その名も「雪中貯蔵春待ちりんご」です。果樹農家の小松谷正樹さんが、雪を利活用しようと取り組んでいます。
今シーズンのリンゴは、屋根の上や敷地内から集めた雪で作った雪室の中で、2025年の終わりから約2カ月半保存しました。
雪室の中は、気温が0度、湿度が100%に近い状態に保たれていて、リンゴのみずみずしい状態を維持できる上、酸味が抜けて収穫した直後より甘みが増すといいます。
試食した市の職員は「うまい。みずみずしい」と、そのおいしさに太鼓判を押します。
小松谷果樹園・小松谷正樹さん:
「毎年、雪のニュースで被害の話ばかりが報じられるので、雪に良いイメージを持っておいしく食べてほしい。収穫したてのリンゴよりも酸味が少なく甘さがより際立ち、とてもマイルドな甘さでみずみずしくおいしく食べられると思う」
「春待ちりんご」は、ふるさと納税の返礼品として全国に発送されます。