2月。大分県警察学校で、初任科生の卒業式が行われ、新人警察官が県内各地の各警察署に配属された。
新人警察官たちは今、それぞれが安全や安心を守る仕事に取り組んでいる。
今回、そのうちの1人に密着。配属されて1か月経った今の思いを聞いた。
バレーボールの名門・東龍出身の新人警察官「人の役に立てる仕事がしたかった」
2月警察学校の初任科課程を卒業した黒木悠巡査(19)は、バレーボールの名門、東九州龍谷高校出身で、3年生のときには春高バレーにも出場。警察官は小学生の頃からの憧れだったという。
黒木巡査は「人の役に立てる仕事がしたくて、 警察官という仕事は人の1番そばで仕事ができるので、県民の安心安全を守ることができると思うので警察官になりたいと思った」と話す。
現在は大分市の大分中央警察署、高城交番で勤務している。

防犯や交通安全など日々奮闘
この日は近くの駅へと向かう。行ったのは自転車の鍵掛けの点検。
盗難に遭う自転車の多くは無施錠であるため、こうしてこまめに点検し、注意を促している。
また、交通の安全を守ることも大事な仕事である。黒木巡査は交通量が多い交差点に立ち、歩行者を誘導。また、通り過ぎる車には鋭い視線を送って、スピードを落とすよう促している。
同じ交番に勤務する6年目の先輩はこうした後輩の姿に期待を寄せていて「本当に頼りになる後輩で、いつも市民の人に笑顔で接しているので、市民も自然と笑顔が溢れてこちらも仕事がやりやすいので助かっている」と語る。
ーー黒木悠巡査
「まだわからないことが多くて、それを先輩に聞いたりして、警察学校ではなかったことも起こるので、 そういったときに臨機応変に対応することが大事になってくる」

志す人がいる一方で、人材確保は警察でも課題に
県警によると、採用試験の受験者数は2024年度まで年々減少傾向だった。
しかし、2025年度は試験の回数を増やすなどの取り組みをしたところ、前年と比べ、受験者数は75人増えたという。
現場に配属されて約1か月が経った黒木巡査。仕事の難しさも実感しているが、 それ以上にやりがいを感じている。
ーー黒木悠巡査
「多くの人と関わることができて、 人に寄り添うことができる仕事。私は人と関わることが好きなのでそこに魅力を感じる。県民の人々に寄り添って安心安全を守れるような警察官になりたい」
地域を守る強く優しい存在へと、日々成長する新人警察官。
こうした志を持った人材の確保が大分の安全や安心のために必要となっている。

