城下町である佐川町の酒造で「立春朝搾り」

城下町として栄え、酒蔵や商家など歴史的な建物が多く残る魅力的な佐川町。1603年創業で、高知で最も古い企業のひとつとされるのが「司牡丹酒造」だ。

世界屈指の透明度を誇る仁淀川水系のきよらかな水を使ってつくられる日本酒は、坂本龍馬など土佐の偉人たちにも愛されてきた高知を代表する酒。

そんな「司牡丹酒造」では、立春の日である2月4日の“その朝”に搾り上げた日本酒「立春朝搾り」をその日のうちに出荷する。

これは新春の特別感とともに季節の始まりを祝う縁起のいい酒で、日本名門酒会が全国約40の蔵元と行なっている行事。この取り組みに参加できる蔵元は、わずか40ほどしかない。

今回は特別に立春朝絞りの様子を、司牡丹酒造の竹村昭彦社長に案内してもらう。

竹村社長は「特別です。1年に一度、720mlのお酒が約1万本出る。全国で言うと40万本近いと思うので、それが一斉に出るので世界一日本酒が売れる日だと思います」と語る。

箱詰めされたお酒は全てお祓いが行われ、全国の販売店へ。そんなおめでたいお酒「立春朝絞り」を特別に飲ませてもらった。

香りを楽しんでから一口飲み「香りのフレッシュさとキレイなうま味が出て、気持ちいいです。背筋が伸びるお酒です」と特別なお酒を味わい大満足の植野さん。

ナス栽培が盛んな安芸市で「なすのたたき」

向かったのは、安芸市。年間平均気温が17度台で、温暖な気候を生かした「ナス」の栽培が盛んな地域。

日本一のナス生産量を誇る高知だが、約90%が安芸市でつくられている。そんな安芸市のナスを使った「なすのたたき」。

教えてくれるのは、なす農家を営む尾木浩子さん、手嶋裕恵さん、川竹芳美さんの3人。

まずはムロアジを丸ごと20分から25分ほど焼く。その間にみょうが・大葉・しょうがを細切りにし、小ネギは小口切り。

なすはガクの部分を手でちぎり、へたを切り落としたら、切ったなすを180度に熱したサラダ油で素揚げする。

30秒ほど揚げたら一度裏返し、菜箸でつかみんで柔らかくなったら取り出し、油を軽く切り、皿に重ねるようにして並べていく。

焼けたムロアジは焦げた皮をはがし、丁寧に小骨を取り除きながら身をほぐしていく。ほぐした身をさらに手でちぎって食べやすい大きさに。アジをなすに乗せ、しょうが・大葉・小ネギ・みょうがを盛り付け、ゆずポン酢をかけたら完成。

3人から「おいしい」と絶賛された植野さんは、一口食べ「うまい!」と笑顔に。「いままで食べた中で一番おいしい」と話し、「これはみなさんもできるのでぜひ」とおすすめした。