食の雑誌「dancyu」の元編集長・植野広生さんが求め続ける、ずっと食べ続けたい“日本一ふつうで美味しい”レシピ。 

植野さんが紹介するのは「高知の“うまい”料理」。

ニラの生産量日本一の香南市では名物「ニラ塩焼きそば」、ユズの名産地・北川村では野菜を使った郷土料理「田舎ずし」を。安芸市では日本一の生産量を誇るナスを使った郷土料理「なすのたたき」を教わり、佐川町の老舗酒蔵ではこの時期だけの特別な日本酒「立春朝搾り」を味わった。

旅の締めくくりは高知の宴会文化「おきゃく」で欠かせない、豪華な郷土料理「皿鉢(さわち)料理」づくりに挑戦。高知の食と酒、人の温かさを味わい尽くす。

朝市“土佐の日曜市”が有名な高知市

植野さんが向かったのは、高知市内で約300店舗が並ぶ日本一の朝市「土佐の日曜市」。

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しかし、実は日曜日以外にも、火曜・木曜・金曜にも開催されており、なかでも木曜日は日曜に次ぐ規模だという。

そこで植野さんは特産のしょうがや干し柿、きんかん、じゃがいもなど新鮮で旬の高知の食材を買いまくった。

ニラ生産量日本一、香南市「ニラ塩焼きそば」

続いて向かったのは、香南市。1年を通して温暖な気候に恵まれ、現在ニラの生産量日本一を誇る町だ。

ニラ農家の生産者・松山直樹さんに見せてもらったハウスの中
ニラ農家の生産者・松山直樹さんに見せてもらったハウスの中

そんな香南市のニラ農家の生産者・松山直樹さんに協力してもらい、ハウスの中を見せてもらった。

さらに、そのニラを使った「ニラ塩焼きそば」が食べられるというお店へ。訪れたのは、1982年の開店以来、地元の人たちに愛されてきたお好み焼き店「廣末屋」だ。

植野さんが驚くほどのニラが!
植野さんが驚くほどのニラが!

肉をしっかり炒め、いか・にんじん・ニラの茎を炒めたら麺をのせ、塩だれをかけ、炒める。さらにたっぷりニラを炒め、最後に揚げ玉とのり・糸唐辛子をかけたら完成。

植野さんは「想像していた『にら塩焼きそば』の5倍くらいのにらの量。見た目だけでもニラの存在感がものすごくて麺がつかめない」と驚きながらも、その味を堪能した。