物価高騰対策。熊本市の大西市長は新たに1世帯当たり3カ月間程度の水道料金減免を追加実施すると10日表明しました。熊本市では2月から実施中のプレミアム付き商品券について市民から「不公平だ」などと不満の声が相次いでいました。

熊本市のプレミアム付き商品券は市が国の交付金を利用して発行する事業者を支援し、2月販売が始まりましたが「買えなかった」「市外在住者も対象となっていて不公平だ」などと市民から不満が噴出。大西市長が陳謝する事態となっていました。

追加の対策は10日の熊本市議会・予算決算委員会の質疑で示されました。

【荒川 慎太郎 委員(自民党)】
「可能な限り公平性を保ち、広く市民に行き渡る施策としては上水道の基本料金減免措置を早期に実施すべきと考えるが、いかがか」

【大西 一史 熊本市長】
「今回の物価高騰対策の反省を踏まえ、より公平で分かりやすく市民にその効果を実感してもらえる支援策が必要であると考えている。その点、水道基本料金は多くの世帯における固定的かつ必要な費用であり、これを減免することは、より広く公平な市民の負担軽減につながるものであること、また〈申請〉を必要としないことから追加支援策として実施をしたいと考えている」

追加支援策は国からの交付金のうちの約12億4000万円を充てる考えで、三島 健一 上下水道事業管理者は「現在の料金収納システム改修におよそ1000万円の費用、そして改修にはおよそ半年が必要となるが水道の供給を受けているおよそ33万4000世帯に3カ月分の減免が可能」と述べました。

【大西 一史 熊本市長】
「全ての世帯の料金を減免する。システムを止めず動かしながら改修していくのでコストや時間がかかることは少し理解をいただけたらと思う」

【熊本市民インタビュー】
「(商品券のように)並ばなくていいので誰でも公平に受けられるのでいいのではないか」
「こういう政策をしてもらえるのは(商品券)買えなかった人たちにとってもありがたいことなのではないか」
「水道料金は熊本は他都市と比べたら安い。水道じゃなくて他のことをやらないといけない」
「助かる。少しでも安くなれば家計が助かる」

熊本市は料金システムの改修後、3カ月程度の減免を想定していますが時期は未定。また市の水道に接続していない世帯への対応も検討するとしています。

「水道料金の減免はもともと選択肢としてあったがスピードを重視して、まず商品券を実施した」とのこと。上水道の基本料金は水道管の大きさによって月額990円と1364円の2種類があり、最も多いのは990円の世帯だそうです。3カ月分程度の減免が検討されています。

テレビ熊本
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