防衛省が陸上自衛隊健軍駐屯地に3月31日に配備する長射程ミサイルについての続報。小泉防衛大臣は10日朝の閣議後の会見で「木村知事からの要望を踏まえ一般向けの展示会の開催を今後、検討する」と述べました。
【小泉 防衛相】
「熊本県知事からは、広く地域住民を対象とした一般向けの展示会を開催するようご要望をいただいております。防衛省としてこれを真摯に受け止め、今後、検討してまいります」
国内で初めての配備となる敵基地の攻撃が可能な長射程ミサイルをめぐっては、9日未明に熊本市東区にある健軍駐屯地に発射機などが搬入されました。
九州防衛局は9日、この長射程ミサイル『12式地対艦誘導弾能力向上型』を3月31日に健軍駐屯地に配備すると発表。これに先立ち、3月17日に健軍駐屯地で木村知事や大西熊本市長、地元の自治会長など関係者向けに装備品の展示会を開催するとしていました。
小泉防衛大臣は10日の閣議後の会見で、木村知事から地元の住民を対象とした一般向けの展示会の開催を要望されていることを明らかにした上で、一般向けの展示会の開催について「今後、検討する」と述べました。
【小泉 防衛相】
「引き続き、熊本県や熊本市と連携をとりながら、地元の皆さまに対する丁寧なご説明や適切な情報提供にしっかりと努めていきたいと思います」
社民党の福島党首が熊本市で街頭演説 ミサイル配備巡り政府の対応を批判
【社民党 福島 瑞穂 党首】
「一回も地元説明会をしない、こんなのおかしい、今までこんな例はない」
10日、熊本市中心部で街頭演説を行った社民党の福島 瑞穂党首。長射程ミサイルの配備をめぐる政府の対応を批判しました。
また、アメリカによるイラン攻撃を引き合いに、ミサイル配備の危険性を訴えました。
【社民党 福島 瑞穂 党首】
「攻撃するところが一番狙われる。熊本が(他国から)反撃され、攻撃される、その可能性だってある」
県議会・立憲民主連合が木村知事に要請書 「国に説明会開催を求めて」
また、県議会の会派の一つ、立憲民主連合が木村知事あての要請書を提出しました。
立憲民主連合の西 聖一 代表らは10日午後、県庁を訪れ、「国に対しミサイル配備に抗議するとともに、地域住民への対面での説明会を求めること」を木村知事に要請しました。
西代表は配備の目的として国が掲げる「抑止力」は「〈専守防衛〉を逸脱するもの」と訴えました。
要請書を受け取った県の担当者は「重く受け止め知事に伝える」と述べました。