まずは後頭部から。片方の手の指を「熊手」の状態で後頭部に押し当て、「うんうん」と頷くように頭を動かす。
この際、反対の手で包み込むように支えながら、もたれかかるように頭を指に押し当てると力が伝わりやすく、マッサージ効果が高まる。
「指を『右目の真後ろ』、『鼻の真後ろ』、『左目の真後ろ』、の3カ所に当ててマッサージすると、血流の改善とともに目の疲れも軽減できます」
こりをほぐす手順(6)側頭部から頭頂部
次に側頭部。人差し指から小指までの4本を耳の上の辺りに当て、上下に揺らすように動かす。
「指の位置を下から上へと少しずつずらし、頭頂部まで揉んでいきましょう」
こりをほぐす手順(7)頭頂部
後頭部をほぐす際と同じ要領で、「熊手」にした手を反対側の手で包み込み、頭頂部に指を当てて頭皮を軽く揺らす。
指の位置を左右に少しずつずらしながら、頭全体を動かせば完了だ。
すき間時間の“ながらマッサージ”でも効果あり
マッサージは、いつでも気づいたときに行うことで頭皮環境の改善につながる。ただ、どうしても頻繁にできない場合は、お風呂の前後に行うと効果的とのこと。
「マッサージを続けると1カ月ほどで頭皮環境が改善し、抜け毛が減る人もいます。半年から1年ほど経つと新しい毛に生え変わるので、細かった髪が太くなり、全体のボリュームアップを実感する人もいるはずです」
忙しい朝や日中は、すべての場所をマッサージするのは難しいが、仕事の合間に耳を引っ張ったり、家事をしながら咬筋を揉みほぐしたりするだけでも効果があるという。
毎日のすき間時間に取り入れてみてはいかがだろうか。
本山典子(もとやま・のりこ)
シャンプー好きが高じて15歳の頃に美容室でアルバイトを開始。短大卒業後に美容師免許を取得し、美容学校教職員、美容室勤務を経てヘアケア商材を扱うメーカーに入社する。事業部長として企画開発、営業などに携わった後、2015年に一般社団法人「国際毛髪皮膚科学研究所」の代表理事に就任。毛髪診断士認定指導講師の資格も取得し、現在は国内外でセミナーを開催。2024年に東京都目黒区でラドン浴サロン「サードウェイハウス」を開業。テレビや雑誌など幅広いメディアに出演している。著書に『毛髪診断士のときめき美髪BOOK』。
取材・文=有竹亮介
