2025年12月、打ち上げに失敗したH3ロケット8号機について、JAXAは25日の文部科学省の委員会で、「衛星と機体をつなぐ『アダプタ』に欠陥があったことが失敗の原因につながった可能性として高い」と説明しました。

2025年12月、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられたH3ロケット8号機は、第2段エンジンの燃焼が予定より早く停止して衛星を予定の軌道に投入できず、打ち上げに失敗しました。

25日、オンラインで開かれた文部科学省の委員会で、JAXAの有田誠プロジェクトマネージャは打ち上げ失敗の原因について、「衛星とロケットの機体をつなぐ円すい台状の『衛星搭載アダプタ』という台座に欠陥があったことが、失敗の原因につながった可能性が高い」と説明しました。

衛星搭載アダプタは4つのパネルを接着して作られています。

H3ロケット8号機に使用されたアダプタの状況は記録に残っていません。しかしJAXAの説明によると、すでに製造されているほかの複数のアダプタで、パネル同士の接着面付近で、一部のパネルが想定を超えてはがれているのが確認されたということです。

その上でJAXAは、H3ロケット8号機のアダプタも、パネルの一部がはがれた状態で打ち上げられた可能性が高く、これが失敗の原因につながった可能性が高いとしました。

JAXAは今後、はがれたパネルがどのような過程を経て早期の第2段エンジン停止につながったかなど、失敗のメカニズムについて引き続き詳しく調べることにしていて、H3ロケット打ち上げ再開の見通しは立っていません。

鹿児島テレビ
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