東広島市で発生した殺人・放火事件から1週間。
現場周辺では容疑者の足取りを追う捜査が続いています。

【竹内記者】
「住宅街の一角、規制線の50メートルほど先に事件のあった住宅があります。事件から1週間が経ちましたが、まだ現場検証行われていることもあり、事件当時の状況のまま残されています」

事件が発生したのは16日の未明でした。

【119番通報した住民男性】
「前を向いたら、2階の東側の方から煙がものすごく出ていた」

東広島市黒瀬春日野の住宅から出火し、住宅の裏庭ではこの家に住む川本健一さんが血を流して倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。
首元には何者かに刃物で刺された傷も残っていました。
付近の住民によると、男性の妻は自宅の2階から飛び降り、近くの住宅に駆け込んだということです。

【保護した住民女性】
「ここにうずくまっていたからびっくりして悲鳴をあげちゃったけど、女性血が出てましたから、強盗に入られた、部屋に火をつけられたというから…」

助けを求められた住民は家の中に女性を入れ、110番通報しました。
そのとき男性の妻は「若い男に襲われた」「家の包丁で脅された」などと警察に話していたということです。
妻は頭などをけがして病院に搬送されましたが、命に別条はありませんでした。
これまでの捜査で容疑者は1階の窓から侵入し、2階で川本さん夫婦を襲い、火を放ったとみられています。

付近の住民によると、夫婦はトラブルを起こしている様子はなく、にこやかだったということです。

【付近の住民は】
「2人ともやわらかい(人柄)。『え!」とびっくりしている状態」

「何かあるような感じでもなかったからいつも奥さんと二人で行動しよるような感じ」
Q:何でこんなことが起きたのか?
「そこがやっぱりちょっと不思議なところですよね」

事件から1週間、周辺住民からは早期解決を願う声があがっています。

【付近の住民は】
「落ち着かないです、早く解決していただきたい。1週間ずっと家の中にいる感じですよね」
「つかまるような情報があるのだろうか。怖いのは怖い」

警察は妻から話を聞くほか、周辺の店舗で灯油を購入した人物を調べるなどして、容疑者確保に向け捜査を進めています。


《スタジオ》
ここからは、辰己キャスターに伝えてもらいます。

【辰已アナ】
改めて今回の現場がこちらです。
東広島自動車道・黒瀬ICから東に1キロほど進んだ住宅街の中にあり、周辺には幼稚園や小学校もあります。

時系列をまとめたものがこちらです。
16日午前3時半過ぎ、「建物2階から火が出ている」などと消防に通報あり、ほぼ同じ時刻に「血まみれの人が助けを求めている」と警察に通報が入りました。

午前4時15分ごろ、住宅の裏庭で男性が倒れているのが見つかり、その場で死亡確認。
火事は午前8時頃に鎮火しています。

男性の妻はけがをして近所の住宅に逃げ込んだということです。

死亡したのはリフォーム会社を経営する川本健一さんです。
川本さんは50代の妻と2人で暮らしていて、付近の住民などに話を聞きますと「とてもにこやかな人」「いつも2人で通勤しているところを見ていた」など近所からの評判はよくトラブルなどはなかったということです。

犯人は逃走していますが…
こちらが、これまでの捜査でわかっていることです。

◆わかっていること
・川本さんの死因は首元を刺されたことによる失血死
・犯人は1階の窓から侵入
・自宅の包丁が犯行に使われたか
・2階部分で2人は襲われたか
・2人についてトラブルなどの相談は確認されていない

◆わかっていないこと
・なぜ夫婦は襲われた?
・容疑者は川本さん夫婦と面識があるか
・どのように火をつけられたか
・容疑者の逃走経路

Q:周辺の情報を整理するときに、やはり防犯カメラの映像というのが重要かと思われますが、この辺はどうなっているんでしょうか。

防犯カメラ、ドライブレコーダーの映像の確認は進められているということです。
県警は事件翌日から70人体制の捜査本部を立ち上げて、事件の早期解決に向けて動き続けています。

テレビ新広島
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