インフルエンザが福井県内でも再流行しています。今シーズンの発生状況をグラフで見ると、去年11月頃からA型インフルエンザが急増し年末に一旦落ち着いたものの、現在はB型インフルエンザが流行しているのが分かります。特に子供への感染が広がっていて、直近の数字では感染者の約8割が14歳以下の子供です。今シーズン2度目の感染拡大となっている県内の現状について、医療現場を取材しました。


福井市にある「育ちのクリニック津田」の院長で、県小児科医会会長の津田英夫医師は「先週は多い日で1日に14人から15人が発熱で受診したうち、半分がB型インフルエンザだった。いま多いのは保育園での感染」と現状を語ります。
 
去年11月頃からはA型インフルエンザが急増しましたが、現在はB型インフルエンザが流行しているといいます。
  
B型は例年、A型の流行が落ち着いた後に感染が広がる傾向がありますが、今年は例年以上の規模だと指摘します。

B型の特徴でA型と違う点について津田医師は「A型は薬を使わないと1週間39度台の熱が出るが、B型の場合は基本的には3日前後で熱が下がることが多い」といいます。また「2日目から咳や鼻水がきつくなるのはA型と一緒で、下痢や嘔吐などお腹に症状が出るのがB型の特徴」といいます。
 
さらにB型は、発熱しなかったり軽い症状で済むこともあると言います。そのため、ただの風邪と思い込んだまま知らず知らずのうちに感染を広げてしまう恐れもあるそうです。
 
さらに津田医師によると、インフルエンザに対する基礎的な免疫が出来上がるまでに10年ほどかかるため、子供は感染しやすい傾向があり、これが現在の学校や園を中心とした感染拡大の理由のひとつとして挙げています。

今後の見通しについて津田医師は「A型が一度減少し、2月下旬くらいにB型が増えてきたというのがよくあるパターン。今年は早くなっていて、B型ががだらだら続く年もあれば、こうやって爆発的に流行る年もある」と流行期が早まったことで感染のピークは越えたのではないかとみています。
 
一方で小児では、インフルエンザ以外にもアデノウイルスや手足口病の感染も増えているため、引き続き手洗いやうがい、マスクの着用など基本的な感染症対策を心がけてほしいとしています。

福井テレビ
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