野村証券の元社員の男が顧客の住宅から現金を奪い、放火して殺害しようとした罪などに問われている裁判で、検察側は懲役20年を求刑しました。
起訴状などによりますと、野村証券の元社員梶原優星被告(30)は、おととし7月広島市西区の当時顧客だった高齢夫婦の住宅で、この家に住む80代の女性に睡眠薬を飲ませ昏睡状態にしたうえで、現金およそ1800万円が入ったカバンを奪い、放火して殺害しようとした罪などに問われています。
19日の裁判で検察側は、「立場を利用した危険かつ悪質な犯行で被害総額は8300万円に及ぶ」などと指摘し、梶原被告に懲役20年を求刑しました。
弁護側は現金を盗んだことと放火については認めた一方で、殺意はなかったとして強盗殺人未遂罪については無罪を主張しました。
判決は、来月3日に言い渡されます。