福島県では2月中旬に入り、本格的なスギ花粉の飛散シーズンが始まっている。福島テレビの斎藤恭紀予報士は、特にいわき市ですでに花粉飛散が本格化していると伝えた。また、2月18日の天気予報では、日中は暖かいものの夕方から寒気が入り、雪が降る可能性が高まっている。
■「400℃の法則」で見る花粉飛散状況
スギ花粉の飛散開始には「400℃の法則」がある。これは1月1日から毎日の最高気温を足していき、その合計が400℃に達すると花粉の飛散が始まるというもの。
「いわきの小名浜はもう400℃を超えております。福島も来週には400℃到達ということなので、そろそろ本格飛散に備えましょう」と斎藤予報士は警告する。
いわき市好間の花粉飛散量のデータによれば、2月13日に400℃度に到達し、その後一気に花粉量が増加している。この急増傾向はまさに「400℃の法則」の正確さを裏付けている。
■福島県が全国有数の花粉飛散地域である理由
ウェザーニューズの資料によると、2017年から2025年の平均花粉飛散量を示した全国マップでは、福島県が特に飛散量の多い地域として表示されている。
斎藤予報士は「特に福島県の東白川やいわきの周辺、北関東の山々が多い」と指摘し、その理由について「戦後の高度経済成長期、住宅資材供給のために首都圏から近い山地にスギの木をたくさん植えたから」と説明した。
「関東平野には山地がないため、白河や東白川、いわき周辺に杉が多く植林されている。そのため、いわきの人の花粉症発症率は6割以上あるとも言われています」
■2月18日の天気予報:日中暖かく、夜は雪に
18日の天気は、春型の気圧配置から南風が吹き、日中は暖かくなる見込み。しかし、夕方以降は寒冷前線の通過に伴い急激に冷え込み、雪が降る可能性が高い。
「上空にマイナス30℃の寒気が福島の上空に流れ込んでくる」と斎藤予報士。これは雪を降らせる目安となる気温だという。
《地域別の予報では》
● 会津地方:日中は太陽が出て暖かいが、夕方以降にみぞれが降り出し、夜は雪になる。
●中通り北部:昼間は「桜が咲く頃の暖かさ」で福島市では12℃まで上昇。しかし日暮れとともに冬に逆戻りし、翌朝はうっすらと積雪の可能性も。
●中通り中部:朝は放射冷却で冷え込む。午後から風が強まり瞬間で15m/s。場合によっては20m/sの風が吹く可能性も。
●中通り南部:夜の雪は西郷村や白河市大信地区など西部中心に降り、矢祭町でもにわか雪の可能性がある。
●浜通り:日中は花粉の飛散があり、夜遅くから風が強まって瞬間風速20メートル程度の強風が予想される。
斎藤予報士は「昼間油断してコートを着ていかないと、夕方以降後悔します」と注意を呼びかけている。典型的な「寒の戻り」現象で、暖かさに油断せず、天気の急変に備えるよう呼びかけた。
※2026年2月17日放送の福島テレビ・テレポートプラスの天気コーナー「福テレ空ネット」からの抜粋記事。気象情報は放送時(午後6時半時点)のもの。最新の予報をご確認ください。