雪が降る中で朝を迎えた神奈川・箱根町。
車にも雪が積もる様子が見られました。
東京都内では16日夜に雨が降ったものの一時的で、雨が少ない状況は続いています。
都内の一級河川は一部が干上がり、ダムの貯水率は40%を切りました。
干上がったダムの底からは、かつて沈んだ幻の村の一部が出現しています。
東日本の太平洋側と西日本で続く“30年に1度”といわれるほど雨の少ない天気。
異変は東京都内でも起きていて、その現場となっているのが日野市などを流れる一級河川「浅川」です。
干上がった川底はひび割れ、その土を触るとパラパラと崩れます。
上空から撮影してみると、川の流れが止まったエリアが広い範囲に及んでいるのが見て取れ、川底の石もむき出しの状態となっていました。
国交省 京浜河川事務所・永井一郎さん:
今見えている帯はここになる。ここにも1cm~2cmの水が流れている。
この場所も本来は川が流れているといいます。
この渇水により、どのような事態が危惧されているのでしょうか。
国交省 京浜河川事務所・永井一郎さん:
農業用水に使っているということなので田植えができないとか、梨などフルーツの水あげができないということに支障をきたす。
東京の水がめ「小河内ダム」の貯水率も40%を切り、平成以降の最低値を下回る水準です。
陣屋・本沢一修店主:
ここまで減ったのは初めてですね。
名物のとろろそばを出すそば店「陣屋」。
村がダムの底に沈んだ後も地域を見守り続けています。
今回の水不足では、かつて目にした懐かしい風景が出現したといいます。
陣屋・本沢一修店主:
かまどかなんかの跡ですね。
ダムの底から現れたのは69年前に沈んだ村の一部です。
陣屋・本沢一修店主:
あそこに熊野神社って神社があって、大きな大木がいっぱいあった。森みたいになってたらしいんですよ。(Q. 今までは見えていなかった?)見えてなかったです。
神社があった場所には大きな木の切り株がいくつも出現しました。
さらにダム建設当時に操業していた砕石場も姿を現し、76年前の写真と見比べると当時の面影を残す建物の足場などが確認できました。
各地で深刻化しつつある渇水。
気象庁は17日、東日本の太平洋側と西日本では今後も1カ月程度は降水量の少ない状態が続く見込みだとしています。