ミラノ・コルティナオリンピックで新たに採用された「デュアルモーグル」に、福島県北塩原村出身の西沢岳人選手が出場した。格上のオーストラリア選手との1回戦で敗退したものの、故郷の応援に応える熱戦を繰り広げた。

注目の新種目「デュアルモーグル」

今大会から正式種目として採用された「デュアルモーグル」は、2人の選手が別々のコースを並んで滑り、ターンやエア、スピードを競うトーナメント形式の競技である。従来のモーグルと異なり、直接対決の緊張感と臨場感が魅力の種目だ。

西沢選手の練習の様子
西沢選手の練習の様子
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西沢選手は1回戦で格上のオーストラリア選手と対戦。「マット選手はすごく格上なので、普通に滑っても勝てないので、エアから難度を最初から上げていって、スピードも負けないように食らいついていくように、最初から飛ばしていこうと思ってスタートしました」と、挑戦者らしい積極的な戦略で臨んだ。

故郷・北塩原村からの熱い応援

西沢選手の出身地である福島県北塩原村では、2カ所にパブリックビューイングが設置され、約130人の地元住民が声援を送った。多くの村民が見守る中、西沢選手はスピードで相手に競り勝つ場面も見せたが、ターンの乱れなどが響き、惜しくも1回戦敗退となった。

北塩原村で行われたパブリックビューイング
北塩原村で行われたパブリックビューイング

試合後、西沢選手は「諦めずに最後まで戦い続けてきたのは、本当によかった。結果を出せず終わってしまったので、それは次の4年の目標として、しっかりきょうからまたスタートしていきたい」と、次のオリンピックに向けた決意を語った。

家族や地元からの温かい声援

地元からは「頑張ってくれて、とてもうれしかった」との声が聞かれた。
また、東京から駆けつけた弟の大和さんは、兄の活躍を故郷で見届けた。「色んな人にこうやって応援していただいて、さらに本人もスポーツを通じて村のみんなを繋げてくれるので、本当に世界一かっこいいお兄ちゃんだなって思います。本当にありがとうございます」と、兄への感謝と誇りを語った。

地元からも健闘を称える言葉が
地元からも健闘を称える言葉が

今回の出場は1回戦敗退という結果に終わったものの、西沢選手の挑戦は次の4年へとつながる貴重な経験となった。地元の期待を背負いながら、これからも世界の舞台で活躍する姿を多くの人が期待している。
(福島テレビ)

福島テレビ
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