例年なら、3月から始まる春の引っ越しシーズン。
2026年は異変が起きています。
山川さん:
費用面も高くなると聞いていたので、“前倒し”しました。
引っ越し業者のブレックス・美籏誠仁さんも「ピークの前倒し感は結構ある。実感できる。だいぶ増えた。繁忙期がもう1カ月増えたみたい」と話し、ピークの3月や4月を避けて2月に前倒しする人が増えているといいます。
新生活が始まる直前の3月の引っ越し費用は通常の3倍ほど。
さらに、物価高の影響で5年前と2025年を比べると家族、単身とも1.5倍以上になっています。
そうしたことから、こちらの一家は引っ越しを前倒ししたのですが、さらに安くするためこのような技も。
山川さん:
事前に(一部の荷物を)運び終えている。トラックが小さくなると安くなると聞いた。事前にできることは自分たちでやろうと。
その結果、ピークの3月に全ての荷物を一度に運んでもらった場合、約26万円かかるという費用が7万円ほどと約4分の1にできたということです。
山川さん:
(Q. まだ3学期終わってないが?)3学期中は朝、私が送迎を車でする。片道30分くらいかけて子ども2人を送り迎えします。
引っ越し料金の高騰について、物流業界に詳しい近畿大学の高橋愛典教授は「ピークに引っ越しをする限り(料金高騰は)ずっと続く。『終わりが見えない』というのが正直なところ」と話します。
そうした中、引っ越し費用を節約できるとしてトランクルームが注目を集めています。
繁忙期の高額な引っ越し料金を避けるため、荷物を一時保管。
料金が落ち着いたころに改めて新居に運び入れることで、ピークを“後ろ倒し”します。
全国で70店舗以上のトランクルームを展開しているキュラーズの池田大和さんは「ここ数年、引っ越し時の費用の高騰を受けて、一時的に荷物の避難場所のような形でトランクルームを使う方は非常に増えている傾向」と話しました。
2月の問い合わせ件数は、前の年より約20%増えているということです。